こんにちは、東大生英語教師のジャックです。
今日は、
TOEICでの問題用紙の書き込み
について話していこうと思います。
実は、TOEICでは問題用紙への書き込みやメモが一切禁止なのですが、
「問題用紙への書き込みはなんでダメなの?」
「問題用紙へ書き込んでしまったらどうなるの?」
などの質問に答えていこうと思います。
この記事を最後まで読めば、
TOEICの問題用紙への書き込みに対する
全ての悩みがとけるでしょう。
では、さっそくスタート!
TOEICで問題用紙書き込み禁止の理由
問題用紙をどうせ回収するにもかかわらず、なぜTOEICでは問題用紙への書き込みを一切禁止しているのか。
TOEICの公式サイトをよくみてみると、
その理由が主に2つあることがわかりました。
それらを紹介していきます。
理由1:問題の漏洩防止
まず一つ目の理由は、
TOEICの問題が外に漏れるのを防止するため
です。
TOEICは過去問を使いまわして再出題したりしているので、
問題の漏洩は絶対に避けようとしています、
「え、でもどうせ問題用紙を回収するんじゃないの?」
と思われた方。
そうなんですよ。
問題用紙はどうせ回収するから、書き込みをしていても持ち帰れないんです。
じゃあ、なんでそれでも書き込みが禁止なのか?
それは、ひとえに、試験監督からみて紛らわしいからです。
問題用紙は回収されてしまうので、
問題を持って帰ろうと思ったら、紙切れや机などにメモしておかないといけません。
…でも、もし問題用紙への書き込みがOKだとしたら。
試験監督からみて、受験者が問題用紙への書き込みをしているのか、
はたまた自分で用意した紙切れや机に書いているのか、
判別が付きにくいんですよね。
一教室に100人以上いることもあるわけだし。
なので、
「マークシート以外への書き込みは全て禁止」
とすることで、試験監督にとってわかりやすいわけです。
これが書き込みやメモが禁止されている一つ目の理由。
理由2:英語の実践力を測るため
TOEICは、就活や昇進要件につかわれたり、
基本的にはビジネスの中での英語力を測るテストです。
じゃあ、
ビジネスの場面でメモをとれるのか?
っていったら、
取れないですよね。
同僚の外国人と話してる時にいちいちメモをとるやつ。
英語の資料を読む時いついつメモをとるやつ。
明らかに変なやつですよね。
「メモをとらないと英語が理解できない」
なんて人は、実際の場面では英語は使えないんです。
だからTOEIC本番でも実践を意識してメモを禁止していると考えられます。
万一書き込みしたらどうなるのか?
でも、TOEICの問題用紙への書き込み禁止のルールを知らない人も多いはず。
「知らずにTOEICで書き込みをしてしまった…!」
とあとから気づくこともあると思いますし、めちゃくちゃ不安になると思います。
もちろん、
「禁止だけど、書き込みしたいだよなぁ」
という人もいると思います。
なので、実際に書き込みをしてしまったらどうなるか、
ということについて話していきますね。
TOEICの公式サイトにはこう書いてあります。
9.試験会場では、次に定める行為を禁止します。
(中略)
2.解答用紙の所定欄以外への書き込み(問題用紙への記入・マークも含む)
下記の「注意事項」に違反する行為を行った場合、または何らかの理由によりスコアの正当性に疑問が生じた場合は、次に定める対応を行うことがあります。
- 試験官による注意・警告
- 試験途中でご退場いただく
- 手荷物の確認
- テストの採点をしない
- 当協会またはETSの運営するテストに関する受験資格を剥奪する
- 当協会またはETSの運営するテストに関するスコア(過去に受験したものを全て含む)を無効(キャンセル)にする
つまり、受験中に書き込みをした場合、
一番最初に受けるのは、試験管による注意・警告です。
具体的には、「書き込みはしないでください」と書かれた黄色の紙を見せられます。
これが、TOEIC式の注意・警告です。
逆にいうと、試験官に何も言われなかった場合、一切罰則はありません。
これ、スポーツでも同じですよね。
サッカーでは、違反をするとイエローカードをもらいますが、
もし審判が見ていないところでファールをしても、
イエローカードはつきません。
で、TOEICの場合は試験官が審判です。
そもそも何も言われなかった場合は、
イエローカードを取られなかったと思ってください。
でも逆に試験官に注意された時でも、一回までならイエローカードです。
つまり、一回までなら罰則はありません。
でも、注意・警告をされたのに、書き込みを続けた場合、
レッドカードがきられます。
具体的には、
- 試験途中で退場
- テストの採点をしない
- TOEIC関連の受験資格を剥奪
- TOEIC関連のスコア(過去に受験したものも含む)を無効
という処分がその場で下されます。
まとめると、
- その場で何も言われなかったらセーフ
- 注意されても、その後書き込まなかったらセーフ
となります。
問題用紙に書き込む裏ワザ2選
と、ここまでで書き込みをしてはいけないことがわかったと思いますが、
ここからは
「どうしても書き込みたい!」
と言う人のための裏ワザをを紹介しようと思います。
1.点を書き込む
文字ではなく、点などの印であれば、何も言われることはないです。
たとえば、
- 長文の重要な文や、答えのもとになる文
- リスニングで正解と思われる選択肢
これは、あとからみてわかるように、印をつけたいときもあるでしょう。
そんなときは、丸をつけたり文字を書くのではなく、
点
を付ければセーフです。
なぜなら、偶然ペンの先が紙に触れたのと見分けがつかないからです。
これはかなり使えると思うので、どうしても印をつけたい方は、ぜひ使ってみてください。
2.IPテスト
こちらはかなりグレーですが、
IPテストなら何も言われないことが多いです。
なぜなら、IPテストの試験官は、団体が用意したもので、
TOEIC側に人間ではないからです。
IPテストについては、詳しくはこちらの記事にまとめられています。
なので、IPテストでは、試験官がそもそもTOEICに書き込み禁止のルールがあること自体も知らない人がほとんど。
書き込みをしてもなにか言われることはほとんどないでしょう。
とはいえ、ルールはルール。
IPテストも立派なスコアになるわけですから、
ルールは守った方がいいでしょうね。
まとめ
今日は、TOEICでの問題用紙への書き込みについて話しました。
まとめると、
書き込みが禁止な理由
- 問題の漏洩防止
- 英語の実践力をはかる
書き込みをすると…
- 試験官からの注意・警告
- それでも書き込んだ場合、罰則
書き込みが大丈夫と思われる場合
- 点の書き込み
- IPテスト
ルールはルールとして決まっているので従うほかありません。
TOEICの練習をする時も、メモしないようにして、
本番に備えてみて下さい。
TOEICでどうすれば高得点がとれるのか?
についてはこちらでありえないほどわかりやすく解説したので、
ぜひ一緒にご覧ください。
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記事でも、TOEICに関することがたくさんまとまっているので、
TOEICを受ける予定がある方は、読んでおくことをおすすめします。
それでは!
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