こんにちは、東大生英語教師のジャックです。
今回は、ONE OK ROCK(ワンオクロック)のボーカルである
Taka(タカ)さんの英語の発音は本当にうまいのか?
という話をしていきます。
(Takaさんは右から2番目)
実際にワンオクロックの曲を聞いてみると、
「英語の発音めっちゃうまい!!」
となるのですが、
歌と実際の英会話は別もの。
では、Takaさんは実際の英語もネイティブ級なのか?
それともボロが出てしまうのか?
東大生英語教師の僕が実際に聞いて、
ガチレビューしていきます。
ワンオクロックの曲中の発音
まず、ワンオクロックの曲のなかでの発音を聞いてみましょう。
ワンオクロックは曲の歌詞の大半が英語であることが多く、
ほとんどの曲でTakaさんの英語を聞くことができます。
今回はどの曲にしようか迷いましたが、
こちらにしました。
完全在宅Dreamer。
コロナで自粛期間中に、ワンオクロックが自ら出したネタ動画です。
かなり面白いので、みてみてください。
(Takaさんの発音を聞くことも忘れずに!笑)
ちなみに、元の曲はこちらの完全感覚Dreamer。
では、英会話はどうなのか?
曲の中での発音を聞いていると、英語はカンペキのように聞こえます。
RやTHなどの日本人が苦手とする発音も完全にできているし、
何も知らずに聞いたら、
「洋楽??」
と勘違いするほど美しい発音です。
では、英語を話してみたらどうか?
実際のインタビューの動画があるので、みていきましょう。
それが、こちら。
どうですか?
一見、ほとんどネイティブに近いと思います。
以前、河野太郎さんの英語力をレビューしたこともあるんですが、
Takaさんは河野さんよりもさらにレベルが一回り上ですね。
正直、もうカンペキ、、
と言いたいのですが。
実は、発音や文法でまだいくつかミスがあったりするので、
ここからは、
- Takaさんの英語のすごいところ
- Takaさんの英語のまだ改善できるところ
を話していきますね。
Takaさんの英語のすごいところ
1.音声変化がカンペキ
まず、Takaさんの英語が一番ネイティブっぽく聞こえる原因としては、
音声変化
があるでしょう。
音声変化とは、音と音が繋がったり、
音が別の音のように発音させることです。
たとえば、
good jobを「グッド ジョブ」って発音せずに
「グッジョブ」
と発音したりすることです。
そして、Takaさんはこの音声変化をカンペキにマスターしてるんですよね。
たとえば、上の動画の冒頭のこちらのシーン。
“Check it out”の発音が完全にネイティブです。
2.簡単な単語をうまく使いまわしている
Takaさんの英語は、それほど難しい単語は使っていません。
逆に、簡単な単語を上手く使いこなしているのが特徴。
I don’t know.
Maybe someday.
We have two versions of an album that we are making right now.
それも中学で習うような単語・文法ですね。
聞く側からしても聞きやすいと思います。
3.繋ぎ言葉を多く使っている
Takaさんは繋ぎ言葉を多用しています。
繋ぎ言葉とは、次の言葉を考える時間稼ぎに使うもので、
“Well…”
“Like…”
“Umm…”
“You know…”
などの種類があります。
繋ぎ言葉については、以下の動画を見ればマスターできると思います。
でも、多くの日本人は繋ぎ言葉を使えないので
英会話で無言になってしまいがちなんですが、
Takaさんはこちらの繋ぎ言葉をうまく使って、
自然に英語で会話してるんです。
たとえば、この部分の発話など、繋ぎ言葉を何回も使っています。
ただ、カンペキじゃないところも、、
そんなTakaさんの英語ですが、
残念ながらカンペキじゃないところもところどころあります。
それは大きく分けて2つあって、
- 発音
- 文法
です。
この2つをところどころ間違えていて、
ちゃんと聞き取らないと気づかないような小さなものから、
かなりの違和感を感じる大きなものまであります。
先ほどの動画でも実はかなり間違いがあったので、
少しみていきましょう。
発音の間違い
たとえば、こちらの
“Exactly”
の発音はあきらかに違和感を覚えました。
なぜなら、”L”を”R”として発音してしまっていて、
“Exactry”
のようになってしまっているからです。
そして、こちらの
“lyrics”
も”L”を”R”として発音してしまい、
“ryrics”
のようになってしまっています。
Takaさんは“L”の発音が苦手なようですね。
文法の間違い
そして、発音よりもさらに気になるのが、文法の間違いです。
こちらは、かなり違和感を覚えます。
たとえば、こちら。
My personality から始まる文ですが、構文が途中で取れなくなってしまいました。
“I personally like country music”
と言おうとしたのだと思います。
さらに、こちらも違和感があります。
working togetherは誰かと一緒に仕事をする、という意味です。
なので、正しくは、字幕で修正も入っているように、
“I”m working on them together”
となります。
こちらも、”after”はちょっと不自然で、
- later
- after that
のどちらかでしょう。
最後に、こちらが一番大きなミスになってしまったのかな、と思うんですが、
“Now is a lot making songs right now.”
と言ってしまっていますが、
正しくは
“We are making a lot of songs right now.”
です。
このように、たしかに文法ミスもちらほら見かけますが、
念のためにもう一度言っておくと、
Takaさんの英語はすでに日本人としてはトップレベルで、
その中の粗探しをしている感はあるのかな、と。
ネイティブには問題なく通じるし、
かなりうまい英語であることはたしかですね。
まとめ
最後に、Takaさんの英語についてまとめておくと、
Takaさんの英語の特徴
- 音声変化がカンペキ
- 簡単な単語を使い回す
- 繋ぎ言葉を多用
Takaさんの英語のもう少しな点
- Lの発音
- 文法ミス
英会話は、リアルタイム性がとわれるのに加えて、
普段練習もしにくいので、
日本人にとってはかなりの難関ですね。
でも、実は確実な英会話の上達法も存在します。
英会話が上手くなりたい方は、
ぜひ一緒にみてみてください。
英会話の文法とりは、発音をよくしたい!!
という方は、こちらの動画が参考になります。
記事でも英会話の驚きの上達法について書いているので、ぜひ。
ぜひ、Takaさんのような綺麗な英語を身に付けてみてください!
それでは!
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