リテンションで英語力を身につけよう!やる意味と手順を徹底解説

こんにちは、ジャックです。

 

英会話力を鍛えようと思ったら、
「シャドーイング」という方法がありますよね。

 

今回は、シャドーイングとは何かを説明したあと、

実は、多くの人がやっている
シャドーイングは、実は効果があまりないことについて話します。

 

その理由は、
「聞いたらすぐに言ってしまう」
からです。

 

普通のシャドーイングは即座に口から出しますが、
それでは、実は英会話の感覚は身につきません。

 

本当に効果があるのは、
「1フレーズ全て聞き終わってから、言う」
ことなんです!
(これを、リテンションと言います。)

 

つまり、音源に重ねて言うことはありません。

 

今回は、
この理由と実際の手順、
そして使える教材について話していきますね。

 

シャドーイングとは?

音を聞くのとほぼ同時に口から出すこと

です。

 

できるだけ早く口から出すので、
普通0.2秒ほどの遅れになるらしいです。

 

もうほとんど重なってますね。笑

 

このシャドーイングという方法は、
口調をより真似できる点が優れているのだそう。

 

 

でも、そもそも英語を話せるようになるには?

 

では、英語を勉強している人はなんでシャドーイングしているのか?
についてちょっと考えてみましょう。

 

それは、
「英語を話せるようになるため」
ですよね?

 

英語関係なく趣味でシャドーイングしている人なんかいません。笑

 

 

シャドーイングすると、
ネイティブの発音や口調が真似できるわけです。

 

 

でも、英語が話せない理由って
そもそも発音や口調の問題なんでしょうか?

 

 

・・・僕は違うと思います。

 

 

英語が話せない理由は、
「そもそも何を言えばいいかわからない」
からです。

 

それが、話せないってことなんです。

 

 

もし、何をしゃべればいいかはわかっているんだけど、
ただ発音が悪かったら、それは
「なまり(訛り)」と言います。

 

 

「インド人の英語は訛ってる!!」
ってよく言いますが、それは発音の話です。

 

 

だって、英語は彼らの公用語ですからね。笑
何を言えばいいかはもちろん分かってるわけなんですよ。

 

 

シャドーイングは、そもそもこの「訛り」を直すための方法です。

 

日本人の英語は確かに訛ってはいるのですが、
そもそも1ステップ目の「英語が話せない」、つまり
「何を言えばいいかわからない」人が多いんです。

 

 

だから、言いたいことが口をついて出てこないなら、

シャドーイングではなく、
やり方を変えたほうがいいと思います。

 

日本人が英語が話せない7つの本当の理由と、たった1つの解決法。

2019年10月12日

 

リテンションとは

 

では、ここからは
1ステップ目の「そもそも何を言えばいいかわからない」
をクリアするための練習方法についてお話しします!

 

その方法とは、

1フレーズ全て聞き終わってから口に出す

ことです。

 

 

これを、「リテンション」といいます。

 

普通のシャドーイングなら即座に繰り返すところを、
1発言終わってから、それを繰り返すんです。

 

 

「それ、そんなに違うか??」

 

全然、違うんです。

 

脳科学的にいうと、
シャドーイングをすると、音の感覚が短期記憶に残っていくだけで、
実はすぐに忘れてしまうんです。

 

でも、リテンションなら、
数秒後に繰り返すので、
短期記憶ではなく、長期記憶に入っていきます。

 

さらに、文の組み立て方の感覚も
身につけることができます。

 

短期記憶って?

そもそも、短期記憶とは、

 

覚えた後、秒単位という短時間保持される記憶。一般に7個程度の数や文字を記憶できる。

 

 

シャドーイングは、聞いたあとすぐに繰り返すので、
この短期記憶で繰り返すことができます。

 

だいたい0.2秒後に繰り返すし、
その間の文字数なんてせいぜい1単語ですから。

 

でも、これは短期記憶なので、
何秒間かたったらすぐに忘れてしまいます。

 

つまり、

その場では覚えたつもりでも、
そのあとすぐ忘れてしまう

んです。

 

 

それを防ぐために、リテンションという練習法があります。

 

 

リテンションとは、
一文を聞き終わってから繰り返すので、
短期記憶は使えません。
(一文は、文字数でいうと何十文字もあるので。)

 

試しにやってみればわかりますが、
たった7-8単語の文も、
一度では正確に繰り返すのが難しいです。

 

 

それは、短期記憶が使えないからなんですね。

 

でも、その一文を何回も再生して繰り返しているうちに、
言えるようになります。

 

その時、文が
「長期記憶」に入ります。

 

さらに、音づらだけではなく、
文の語順、構成の仕方を覚えることができるようになるんです。

 

 

日本人が英会話に苦しんでいるのって
ほとんど文が組み立てられないからじゃないでしょうか?

 

「単語を英語にすることはできるけど、
文となると、組み立てることができない・・・。」

「疑問文だと語順がどうなるんだっけ?」

「この場合は、関係詞をつかえば..?いや、分詞か…?」

 

 

でも、練習すれば
これをズバリ解決できるんです。

 

そう、リテンションならね。

 

リテンションの具体的な流れ

ここからは、リテンションの具体的なやり方を見ていきます。

 

動画を見ながら、覚えたい文を探す

まずは、普通に洋画やYoutubeを見ます。

 

ちなみに、洋画は字幕で、
Youtubeは英語のものです。(当たり前ですが。笑)

 

 

普通に見ていいんですが、
その中で、もう一つだけ注意しながら見ます。

 

それは、
「使える文がないか探す」
ってことです。

 

 

これはいい表現だ!
自分も使えるってものが見つかり次第、
次のステップに進みます。

 

シャドーイングは全ての文をもれなくやるのが普通ですが、
ここでは自分がいいと思った文だけで大丈夫ですよ!

 

中には全然使えないような文も混じっていますので。

 

 

あと、最初は長い文ではなく、
単語や、2-3単語からなる文にすると、
ストレスなく学習できますよ。

 

 

文の確認する

いい文が見つかったら、
いったん動画を止めて文の意味を確認します。

 

「今の文はどういった意味だったの?」

「どんな場面に使うの?」

「文法的にはどうなってる?」

 

もう一度巻き戻したりして、
徹底的にその文を理解してください。

 

Googleで検索しても大丈夫です。

 

 

もし正確に聞き取れなかったら、
日本語字幕から英語訳を検索するか、
そもそも英語字幕で見るかしてください。

 

でも、短い文なら、
そんなことはあまり起きないので安心してください。

 

 

文の使い方などがちゃんとわかったら、
今度は次のステップに行きます。

 

 

巻き戻して聞く→復唱する、を繰り返す

文が理解できても、
そのままでは使えるようになりません。

 

なので、実際に使えるようにする必要があります。

 

 

そのために、巻き戻したりして、
スムーズに言えるようになるまで
繰り返し表現を口の中で繰り返します。

 

その時に、シャドーイングではなく、
文を聞き終えてから、復唱するようにします。

 

それは、短期記憶ではなく、
長期記憶に残して文の組み立て方を
身につけるためでしたね。

 

 

もし電車の中とかならば、
舌だけ動かして、小声で練習します。

 

 

さらに、動画の中の人の口調にできるだけ合わせれば、
ネイティブっぽく聞こえますよ。

 

 

自然にその文が言えるようになったら、
その文に関しては終わりです。

 

そのまま動画に戻って、続きを見ていきます。

 

 

 

以上、3ステップを
いい文があるたびに繰り返すのが、
今回の「リテンション」の練習法です。

 

 

僕もこれをけっこうやってたのですが、
40分の英語のドラマを大体1時間ちょいかけて
やってました。

 

やったあとは、いつも使わない頭を使うので、
ちょっと頭が疲れたような、気持ちいい達成感があります。

 

「この分、僕は成長したんだ!!」
と毎回思ってやってましたね。

 

今から考えると、実際に成長してましたね。
それも、急激に。

 

 

「リテンション」を使った練習法は、
何時間かだけの練習でも
英語の感覚が頭に染み付くようになります!

 

英語が話せるっていう目標に大きく近づくわけです。

 

 

リテンションに使える教材

では、最後にリテンションに使える教材を紹介していきます。

 

BBC 6 Minute English

 

まずは、

BBC 6 Minute English

 

 

BBCとはイギリスのメディアで、
これはBBCが出している6分間のラジオです。

 

ニールというキャスターとゲストの2人が、
毎回トピックを変えてしゃべっていきます。

 

トピックは、

  • ダイエットの方法
  • e Sportsについて
  • 人は嘘を見抜くことはできるか

・・・

など、本当に多種多様です。

 

あなたが興味あるものは
必ずあります。

 

ぜひ、上の一度ホームページを
のぞいてみてください。

 

 

ちなみに、みんな嬉しいスクリプト(原稿)がつき!

 

さらに、
ラジオの最後に、
「今回使われた難しい単語」を復習してくれます!

 

 

僕も高校生の時、
大学受験のためにこれを愛用していました。

 

BBC 6 Minute Englishは、英語学習者向けに話してくれているので、
発音がはっきりしていて、スピードもゆっくりめです。

 

なので、まさに「リテンション」向けの教材ですね!

 

 

TED

 

次に、TEDです。

 

 

 

定番中の定番。

 

TEDとは、毎回違う発表者を呼んで、
好きなようにプレゼンをさせるスタイルの講演です。

 

Youtubeで調べると無限に動画が出てきます。

 

 

で、TEDのなにがいいかっていうと、
英語が得意じゃない人にもわかるように、

とてもわかりやすい英語でしゃべってくれる人が多いです。

 

 

ゆっくりしゃべってくれたり、

発音を丁寧にやってくれたりします。

 

 

つまり、英語学習者も意識していることがわかります。

 

 

さらに、普通のリスニング教材よりも、生の英語です。

 

生の英語とは、ただ淡々とした英語ではなく、
日常会話に近い、カジュアルな英語です。

 

冗談も言うし、
話してる内容も面白いし、

聞いてて面白い。

 

単純に飽きないんですよね。

 

BBC 6 Minute Englishよりは少し難しいですが、
「リテンション」にはいい教材です。

 

アプリもありますので、
お使いのスマホで探してみてください。

 

 

英語系Youtuber:マーク ロッキー

最後に、Youtuberです。

 

マーク ロッキーという人は、
日本で活躍している英語のYoutuberです。

 

「日本に来ている外国人にインタビューする!」

などの企画をやっており、比較的わかりやすい英語をしゃべってくれます。

 

たまに、やばい企画もやったりしてます。笑
それは、ご自分で見てみてください!

 

 

この人は日本の英語学習者を対象にした動画が多いですね。

 

YouTubeのいい点は、
よりくだけた、生の英語が練習できるところです。

 

「リテンション」の練習にも、かなりオススメです。

 

そもそも、動画自体面白いしね。

 

 

まとめ

リテンションをやれば、
最短距離で英会話を上達させることができます。

 

まとめると、

  • シャドーイングとは、聞いたものを即座に繰り返す
  • でも、それは短期記憶なのですぐ忘れる
  • リテンションとは、一文終わってから繰り返す
  • すると長期記憶に残る
  • 文の組み立て方の感覚も身につく
  • リテンションをやる3ステップ
  • リテンションのための教材

 

BBC 6 Minute EnglishでもTEDでもYoutubeでもいいので、
一度リテンションをやってみるといいと思います。

 

すると、意外と7-8単語の文でも
一度では繰り返すのが難しいことがわかります。

 

でも、それを3-4回繰り返すと、
言えるようになるんです。

 

頭を使ってる感覚と、語順を感覚が付いているのが実感できますよ。

 

さらに、リテンション以外にも英会話を上達させる方法はあって、
こちらの動画でわかりやすく解説してるのでぜひあわせてご覧ください。

 

英会話を独学で撃破!10分のスキマ時間で超お手軽に練習する2つの方法。

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