【無駄】英語はコツコツ勉強しても全く意味ないという話。週最低何時間勉強すればいいのか?

東大生英語教師のジャックです。

 

英語を何年間にもわたりコツコツ勉強してる人がいます。

 

でも、厳しいことをいうようですが、実は
英語はコツコツ勉強しても全く伸びません。

 

 

これは僕自身がTOEIC935をとった経験則でもそうだし、
多くの外国語の専門家も口をそろえていってます。

 

英語がちょっとずつやってもダメ。

 

英語は、短期集中じゃないとダメなんです。

 

 

あなたも、
「英語をコツコツ学びます!」
といって、

英語を勉強しようと思ってから
もう何年も経ってはいないでしょうか?

 

 

でも、決してあなたの才能不足でも努力不足でもありません。

 

 

何年も英語を勉強しているのに
まったく身に付かないのには明確な理由があったんです。

 

もうこれ以上英語で時間を無駄にしないために、
最短最速で英語を身につけるための原則をお教えします。

 

 

具体的に一日どのくらい勉強すればいいのか?

短期集中で英語を勉強するための方法とは?

時間がなくても英語を上達させるには?

 

 

今回は、

1.なぜ短期集中じゃないとダメなのか

を説明したあとに、

2.時間がないあなたでも英語学習するためのコツ

をお教えします。

 

僕は、今日紹介する英語の勉強法で

  • TOEIC935
  • 外国人とスラスラ会話
  • 字幕なしで洋画鑑賞

を達成しました。

 

あなたの参考になればと。

ではさっそくやっていきましょう!

 

英語はコツコツやっても身につかない理由

よく、

「一日10分英語に触れるスタイル」

「週末だけ英語を勉強するスタイル

の人がいます。

 

でも、「一日10分」や「土日だけ」
勉強して英語を身につけた人はいません。

 

 

じゃあなぜ英語はコツコツではダメなのか?

 

理由は3つあります。

 

それがこの3つです。

  1. やってない間に忘れるから
  2. 絶対量が少なすぎるから
  3. 習慣にならないから

 

1.やってない間に忘れるから

エビングハウスの忘却曲線って知ってますか?

 

人は、覚えたものを徐々に忘れていきます。

 

それを復習して元通りにするための手間と、
経過時間の関係を書いたのがエビングハウスの忘却曲線です。

 

横軸は、一回目の勉強からの経過時間。
縦軸は、節約率。

 

節約率とは、

一回目の学習にかかった時間に対して、
二回目以降の復習でどのくらい時間が節約できたか?

ということ。

 

一回目に60分かかって、
二回目(復習)でもう一回思い出すのに24分かかったとします。

この場合36分節約できたので、
節約率は、

36÷60=0.6(60%)

となります。

 

 

で、エビングハウスの忘却曲線をみてもらうとわかるように、
復習までの間隔が空けば開くほど、
節約率がどんどん下がっていくんですよ。

 

つまり、せっかく一回学んだことがあっても、
復習までの時間が空きすぎると、
ほぼ一回目に学ぶのと変わらない時間が必要になってしまうということです。

 

簡単に言えば、効率が悪い。

 

 

グラフをみると、

週末だけコツコツ勉強してる人は、
次の週になっているころには
節約率が25%以下になっているわけです。

 

 

復習の効果を高めたいなら、
毎日英語に触れて短期間で何回も学んだ方が断然効果が高いんです。

 

 

2.絶対量が少なすぎるから

そして、「コツコツ」にワナとしては、
そもそも絶対量が足りません。

 

 

「俺1年間英語をコツコツ学んだよ!」
といってる人がいても、
合計の勉強時間をみたら2ヶ月で集中的に学んだ人より少ないことなんてざらにあります。

 

週末の土日だけに20分ずつ学んだとしても、
一ヶ月で160分、つまり2時間40分ですもん。

 

短期集中の人なら、1日で達成できます。

 

 

 

つまり、「コツコツ」は、
期間だけ見れば長いんですけど、
合計時間を見たら少なんです。

 

だから、
「何年間も英語勉強したのに、伸びない!」
という現象が起きるんです。

 

3.習慣にならないから

そして、「週末だけやるスタイル」の人は
絶対習慣になりません。

 

一ヶ月後には土日でさえ
「今日は英語いいや」ってなります。

 

習慣は、毎日やらないとみにつかないんです。

 

 

たとえば、あなたは歯磨きが習慣になっていると思います。

 

じゃあ、なぜ習慣になっているか?

 

それは、小さい頃から毎日やってきたからです。

 

毎日やってきたからこそ、
今はもう反射的に歯ブラシを手に取るわけです。

 

 

でも、

土日だけ歯磨き

ってできると思いますか?

 

 

たぶん、できないと思うんですよね。

 

 

月から金はやってないんだから、
土曜日も忘れてしまうと思います。

それか「ま、今日はいっか」となる。

 

英語も同じです。

 

土日だけやってても、習慣になりません。

 

一ヶ月後には、土日でさえやらなくなります。

 

 

そう、英語が平日にもやる、
つまり短期集中でしか習慣化しないんです。

 

週何時間英語を勉強すればいいのか?

とは言っても、
「短期集中って具体的にはどのぐらい勉強すればいいの?」
「週何時間勉強すればいいの?」
という疑問があります。

 

具体的に短期集中ってなんだよ、と。

 

 

これについては、実は
16カ国語が話せる言語のスペシャリスト
が答えを出してます。

 

その名も、ロンブ・カトーさん。

彼女は、自分自身の著書「わたしの外国語学習法」でこういっています。

わたしの外国語学習法より引用

学校教育における語学教育がどうも功を奏していない原因は、学習に費やせる時間量が、しっかりした、着実な知識の習得には、不足していることが多いのです。

(中略)

外国語学習に費やされた時間と言うものは、それが週単位の、またもっと良いのは1日単位の一定の密度に達しない限り、無駄であったということになります。

統計的数字に基づいた確かな結論が、ここにあります。すなわち、外国語学習に必要な最低限の時間は、週平均10-12時間なのです。ですから、新しい外国語学習を始めようとする人は、その前にまず何よりも、時間の割り振りのバランスを取ることです。必要不可欠な時間を費やすのが不可能ならば、始める前によく考えてみることです。

週に起きて過ごす100-120時間のうち10-12時間を、私は、学習に不可欠な最小集中密度と考えます。

 

つまり、16ヶ国語を習得した言語のスペシャリストは、

言語学習は週10-12時間は最低でも勉強しないと、全部無駄

といっているのです。

 

週平均10-12時間は必要な最低限の時間なのです。

 

 

だから、「一日10分」や「土日だけ」などの

コツコツ勉強は全部ムダ

ということがわかると思います。

 

これらの勉強スタイルでは、
週平均10-12時間なんて到底無理だからです。

 

 

逆にいえば、週平均10-12時間とれないのであれば、
そもそも英語の勉強を始めてはいけません。

 

週10-12時間確保できる見込みがついてから、英語の勉強をスタートさせましょう。

 

どうやって週10-12時間を確保するか?

とはいっても、ほとんどの人にとって
週10-12時間も英語の時間を取ることができないと思います。

仕事も生活もありますしね。

そんなことができるのは時間に余裕がある高校生くらいです。

 

 

とは言っても、諦めていけません。

 

あなたが高校生ではないのなら、
英語の時間を週10-12時間取るには、
工夫をする必要がある、ということです。

 

 

どんな工夫か?

 

それは、

日常生活に英語を溶け込ませる

ということです。

 

これは、先ほどのロンブ・カトーさんも書籍のなかで言っています。

 

 

たとえば、

仕事の中で英語を使う。

トイレに入ったら英単語を10個覚える。

休憩中には洋画を見る。

 

こうすることで、
英語の勉強時間をわざわざ別に取らなくても、
英語に触れる時間を確保する事ができます。

 

 

そして、生活のなかといっても、
ダントツで活用しやすい時間があります。

 

僕が思うのは、
一番英語を溶け込ませることができるのは、

移動時間

です。

 

 

移動時間は誰にでもあるからです。

 

移動時間を活用すれば、
どんなに忙しい社会人でも
週10-12時間英語に触れて、
英語を習得することができる。

 

僕はそう思っています。

 

 

そして、移動時間は主に2つあります。

 

それが、

  1. 電車(バス)
  2. 徒歩

です。

 

 

一番大きいのは、電車。

 

電車のなかは英語学習にピッタリです。

 

 

僕は東大に合格しTOEICも935点をとったのですが、
英語を勉強したのはほとんど電車のなかです。

 

高校生のときも、
僕は机に向かって英語を勉強したことはほとんどありませんでした。

 

机に向かっている時間は、
数学や理科など、他の科目を勉強しなければいけなかったからです。

 

そのかわり、電車のなかで

  1. スマホで英語の動画を見る
  2. 英語のサイトを読む
  3. 単語帳を覚える
  4. 洋書を読む

とか、英語ばっかりやっていました。

 

 

高校生の僕には、

電車に乗る=英語勉強する

という公式がありましたね。

 

 

そして、電車だけじゃないです。

 

僕は、徒歩の時間も英語やってました。

 

「最寄駅から自宅までの10分の歩く時間ももったいないなー」
って思って、ずっと英語のリスニングをしてましねた。

 

 

 

電車の時間は、片道で45分、往復で1時間半。
徒歩は10分。

なので、それだけで月から金までで

電車:1.5×5=7.5時間

徒歩:10分×5=50分

 

合計で、8時間以上は英語の時間を確保できたんです。

 

 

だから、あとは土日それぞれ1-2時間勉強すれば、
週10-12時間を達成できました。

 

当時は「最低でも週10-12時間やらないと無駄」なんてことは知らなかったけど、
たまたまクリアしてましたね。

 

だからこそ、英語力がグングン身について
TOEIC935点を達成できたんだと思います。

 

 

あなたは
「なかなか英語身に付かないなぁ」
と思っているかもしれません。

 

でも、それは別にあなたのせいではないです。

 

ロンブ・カトーさんもいっていますが、
外国語の学習に才能なんて必要ない。

 

ただ、やり方があってるかの違いだけなんです。

 

 

 

何年間英語勉強しても英語身に付かないのは、
短期集中でやっていないからってだけ。

 

週10時間の勉強時間が取れていなかっただけ。

 

それだけの原因なんです。

 

 

逆にいえば、電車の時間とかを活用して
週10時間の英語学習ができれば、
誰でも(ある程度は)英語伸びます。

 

少なくとも、「なんで英語伸びないんだよ!」
って嘆くことがはなくなります。

 

 

考えてみてください。

 

あなたならどのような時間配分で週10-12時間確保しますか?

 

割り振りを決めて、実行してみてください。

 

 

そうすれば、今までの英語学習とは全く違った景色がみれると思います。

 

応援してます。

それでは!

 


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