※今日はK-POPについて。K-POPわからない人もそういうもんなんだと思って聞いてください。最後に大事な話をします。
こんにちは、東大生英語教師のジャックです。
2020年にBTSがDynemiteで大ヒット。
そして、その後もButter、Permission To Danceなど次々とヒット曲を連発。
同じく韓国出身のK-POPアイドル、BLACKPINKも2020年になって、セレーナゴメスなど世界的に有名なアーティストとコラボ。
YouTubeの登録者は6000万人を超え、ジャスティンビーバーを抜いて一気に登録者数アーティスト部門のトップに。
このように、コロナになってからというもの
K-POPが爆発的に、というかそんな陳腐な表現が似合わないくらいの、それこそダイナマイト級ブレイクをしている。
とはいっても、正直日本人にとってはそれほど実感がないと思う。
なぜなら、何年も前から日本はK-POPのターゲットであり、
日本ではすでに人気になっていたからだ。
あなたも知っていると思うが。何年も前から日本ではK-POPが当たり前に存在しており、
少女時代やKARA、東方神起、そしてコロナ前まではTWICEが絶対的エースであった。
でも、実はそれは韓国のおとなりの日本だけの話。
実は、K-POPが世界的に人気になったのは2020年からである。
その証拠として、Dynamiteが2020年8月にアメリカのビルボード・シングルチャート1位を獲得して話題になった。
ビルボードとは、日本でいうオリコン的な、音楽のランキングである。
で、なぜ話題になったかというと、
それまで韓国のアーティストがビルボードで1位なんてはあり得なかったからだ。
それが、アメリカで1位。
アメリカで1位ということは、世界で1位といっても過言ではない。
そう、K-POPのブームは間違いなく世界単位で起きている。
そして、K-POPブームがコロナの時期と重なったのは偶然じゃない。
K-POPアイドルが世界的なブレイクを始めたのは2020年の夏以降。
そう、コロナが始まり、世界的に自宅でこもるようになった後。
じゃあ、なぜコロナになって急にK-POPがブレイクしたか?
答えは簡単。
明らかだ。
歌詞が英語だからである。
歌詞が英語だから、世界中の人が理解できた。
もちろん、デスパシートのように英語でなくとも世界的にブレイクする曲もある。
でも、スペイン語は南米を中心に公用語の国がいくつもあるし、
なによりデスパシートは一発だ。
ルイス・フォンシはデスパシートに続くヒット曲は出せていない。
やはり、歌詞が英語でなければ、
BTSのように連発でヒット曲を生み出せないということだ。
いくら曲が良くてリズムにのれたとしても、
やはり何いってるかわからない曲を
連続で聞かされるのは気持ちがよくない。
意味がわからないより、わかる方が絶対にいいので。
そして最近では、コロナ前に日韓で大ヒットしたTWICEも、
この流れに続き世界進出しようとしている。
TWICEはコロナに入ってから
2020年6月にMORE & MORE、
2020年10月にI CAN’T STOP ME、
と2曲を英語バージョンにリメイクして公開している。
そして、2021年に入って、
ついにThe Feelsというオリジナルが英語歌詞の曲をリリースしている。
TWICEはもともとは韓国と日本がターゲットだったので、
同じ曲の韓国語バージョンと日本語バージョンを作っていた。
でも、BTSをみて
「本格的に英語一本でもいいのでは?」
と思い始めたらしい。
タイミングは少し遅かったけど戦略としては正解で、
これでTWICEはもう少し息を吹き返すのかなー、と。
・・・と、K-POPについて長々話してしまったが、
本題に入ろう。
英語に対応することで世界的にヒットする現象は、
なにもK-POPだけに起きるわけではない。
実は、英語対応でヒットする現象は、
全ての商品・サービス共通である。
理由はシンプルで、
たとえ同じ内容でも
英語に対応するだけで市場が10倍にも20倍にもなるからだ。
世界の英語が話せる人の人数は、約15億人。
日本人など、話せはしないが頑張れば読める・聞ける人も含めると、
全世界で合計で30億人くらいはいるだろう。
英語対応の商品を出せば、これら全てにアプローチできる。
もし日本語で商品を出せば、せいぜい1億2000万人。
つまり、英語に対応するだけで、
単純計算で売上が20倍になるということだ。
今後は英語に対応できるサービス・企業・人間が成功のスパイラルに乗り、
英語に対応できない者たちはジリ貧になる
ことは明確である。
そして、英語対応が重要になってきたのと
コロナの時期が重なったのは偶然ではない。
コロナによって自宅で過ごす時間が増え、
インターネットのサービスを使う人が爆発的に増えたからである。
リアルと違って、
インターネットは全世界にアプローチすることができる。
コロナ→在宅時間増える→インターネット利用者増える→ネットを通じて世界にアプローチしやすくなる
という流れだ。
Dynamiteも、世界中の在宅している人たちがこぞってYouTubeで見たからあんなにヒットしたのだ。
Dynamiteだって、もし全く同じメロディーで、
歌詞だけ韓国語だったら、あんなにヒットしなかっただろう。
つまり、英語対応しただけで、
世界を市場にできて、大ヒットしたのだ。
でも、あなたはここまで聞いても、こう思うかもしれない。
「私はどうせ自分でビジネスなんかしない。会社員には関係ない」
たしかに、自分で商品やサービスを出さないから、
英語対応なんて関係ない、と思うかもしれない。
でも、それは大間違いだ。
会社員でもサラリーマンでも、英語は必須スキルになっていく。
今までみてきたように、どの企業も英語対応の重要さを理解してきている。
それだけで市場が20倍になるから。
ということは、それと同時に英語に対応できる人材の重要さもわかってきたことだ。
英語が話せる人がいなければ、
英語に対応する商品やサービスを出すことができないからである。
つまり、これから2022年、2023年..と年が経つにつれて、
英語のできる人材がますます優遇されていく
ことは想像に難しくない。
コロナを契機に、インターネットを通じて
世界を市場にすることができるようになり、
英語対応の重要性もどんどん大きくなる。
海外シェアの大きい有名企業はもちろん、
小さい会社でもこの傾向が強くなっていくことは間違いない。
だから、業界や会社の規模によらず
英語ができるってだけで採用されやすくなるし、
給料などの待遇も間違いなく良くなっていく。
コロナ前からも英語ができる人は
すでに優遇されていたのだが、
それよりもさらに優遇されるようになるということだ。
そして、数年後にこの事実に気づいても、もう遅い。
なぜなら、英語は一朝一夕で身につくものじゃないから。
この優遇が決定的になってからじゃ遅い。
だからこそ、「今この瞬間」に英語を始めることに意味がある。
今始めれば、英語ができる人とできない人の差が決定的になるとき、
「英語ができる人」側に立つことができる。
繰り返し言うが、
英語を始めるのは「あとで」じゃ遅い。
「今」じゃなきゃいけないのだ。
僕は本気でそう思っている。
あとは、あなたの判断に任せたいと思う。
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