エンジニアに必要な英語力と英語勉強法とは?東大生エンジニアが解説してみた

チェンジャック
【記事の執筆者】チェンジャック
"勉強法"をトコトン追求し、最短効率で東京大学に現役合格。TOEIC935点取得。 勉強法を発信したYoutubeチャンネルは登録者1.2万人超え。 ジャックの無料公式メルマガは3000人以上が登録。1ヶ月でTOEIC500から800を達成したり、英語が活かせる仕事に転職したり、ネイティブと不便なくペラペラ話せる人が続出中。 ジャックのInstagramではいろんなところに海外旅行してます。

こんにちは、ジャックです。

 

今回は、
「エンジニアに必要な英語力ってどのくらい?」
「エンジニアはどうやって英語を勉強すればいいの?」
という質問に答えていきたいと思ってます。

 

 

ちなみに、僕(ジャック)は、
東大生英語教師として活動してるんですが、

実は、東大で情報系の専攻をしていて、
エンジニアとしても活躍しています。

 

特にAIの研究をしていて、
今はやりのディープラーニングとかも触ったりしています。

 

ITベンチャーのメインエンジニアとして
一年間はたらいたこともあるんです。

 

そんな英語教師&エンジニアのジャックが、
エンジニアに必要な英語力について話していきたいと思います。

 

結論から言うと、

  • エンジニアは、やはり最低限の英語力は必要
  • 具体的には、TOEICリーディング 350点/495くらい
  • ドキュメントを読むのにリーディング力が必要
  • 特に、単語力
  • 海外なら、リスニングとスピーキングも

 

 

「エンジニアリングできるから英語は必須じゃない!」
と言っている方もちらほら見かけますが、
それは大切なものを見逃してしまっています。

それは、
「最低限の英語力がないと、
エンジニアリング能力が十分発揮できなくなる」
ってことです。

 

英語ができないと、
どんなに優秀な頭脳があっても
エンジニアとしての効率が落ちてしまうんです。

 

では、詳しく見ていきましょう。

 

エンジニアに英語力は最低限は必要。

「そもそもエンジニアって英語いるん?」
「日本の会社ならいらなくね?」

って思っている方も多いと思います。

 

なので、僕のエンジニアと英語教師の経験から、
その質問に答えていきます。

 

結論からいうと、

「エンジニアには最低限の英語力は必要です!」

 

 

僕の感覚だと、
TOEICのリーディングパート350点以上(満点495点)
が最低ラインです。

 

全体のスコアでいうと、700点ですね。

 

このラインをクリアしていないと、
エンジニアの仕事の効率が、下がってしまいます。

 

なぜなら、
ライブラリ(ツール)のドキュメント(説明書)は、
ほとんどが英語
だからです。

 

エンジニア用のツールってほとんど英語仕様なんですよね。

 

まだエンジニアではない方向けに説明すると、
エンジニアは、一から全てのシステムを作るわけではありません。

 

もともとあるライブラリを利用して、
その上に新しいものを作るんです。

 

もともとある建物の上に、
新しいレンガを一個だけ付け足すイメージです。

 

 

その時に、ライブラリの説明書(ドキュメントといいます)をみて、
もともとあるライブラリの使い方を知ります。

 

 

新しい洗濯機を買ったら、
説明書をみて使い方を覚えますよね??

 

このボタンで洗濯開始とか、
これを押すと予約できるとか、
これを押すとすすぎ単体できる、とか。

 

その上で、洗濯機を使うはずです。

 

それと同じ。

 

使い方を知るために、
説明書をみないといけないんです。

 

 

でも、エンジニアが使うドキュメントは、
普通の説明書と違う点が一つあります。

 

それは、英語のみのものが多いということです。

 

日本製のものは、少ないんです。

 

世界共通語である英語が普通。

 

 

もちろん、有名なライブラリだと日本語のものもありますが、
ほとんどは英語なんですよね。。。

 

というか、日本人が作ったライブラリでも、
英語で書いてあることがほとんどです。笑
(世界中の人に使ってもらいたいから。)

 

 

もし英語がわからなかったら、
説明書がない状態で洗濯機を使うようなもんです。

 

「ボタン多すぎて何がなんだが分かんねぇ…」
ってなりますよね?

 

 

 

僕は最近、
ドキュメント(説明書)がそもそもないツールを使うハメになりました。

 

やっぱりドキュメントがないとかなり厳しいな、と思う。

 

ファイルがいくつもあるし、
何がなんだかわからない。

 

頑張って中身をみて解読しようとしても、
長すぎて大変。

 

 

・・・結局投げ出しました笑

 

ドキュメントはないとダメだなーって思いますね。

 

英語ができない人は
英語で書かれたドキュメントが読めないので、
いつもこの状態ではたらくことになります。

 

いくら頭が良くても、
これだと効率が落ちてしまうのは、想像できますよね。

 

調べればいいんじゃん?→本業どころではなくなる

「え?でも、わからない単語はその場で調べればよくね?」
「ちょうどパソコン使ってるんだし、そのままググりなよ」

 

という声もいただくので、
それについても回答しておきます。

 

「できなくはないけど、本業どころではなくなる」

が僕の答えです。

 

確かに、Google翻訳とかをつかったりして
単語の意味をしらべればいいんですが、
かなり時間がかかります。

 

特に、この業界だと専門用語とかもあるので、
いちいちしらべてると、作業の時間がほとんどドキュメント
の解読でおわってしまいます。笑

 

 

実際僕も、学校とか、職場とかで、
ドキュメントにちょー手間取ってるエンジニアをみてきました。

 

それは、英語が苦手だったからです。

 

 

せっかくエンジニアとしては優秀なのに、
それってもったいないですよね。

 

だから、ちゃんと時間内に自分の能力を発揮するためにも、
最低限の英語は必須なんです。

 

英語の中でもリーディングが必須

では、最低限の英語が必要と言っても、
具体的にはどのスキルが必要なんでしょうか?

 

リーディング?
リスニング?
ライティング?
スピーキング?

 

 

今までの流れでわかるかとも思いますが、
リーディングが必須です。

 

それは、上で言ったように
ドキュメントを読まないといけないからですね。

 

あと、加えてもう一つ言っておくと、
プログラミングのときに見るものは
ドキュメントだけではありません。

 

ブログとか、あとはQ&Aサイトとか。

 

エラーがおきた時に、その解決方法を調べたりするんですよ。

 

 

で、解決方法が書いてあるサイトが、これまた英語が多い

 

 

日本語のもあるんですが、
世界的にみて英語のエンジニアが圧倒的に多いので、
英語のサイトがほとんどなんですよね。

 

日本語で調べるより、
英語で調べた方が有益な情報が10倍多いイメージ。

 

 

この点においても、
英語のリーディングは必須と言えるでしょう。

 

さもないと、エンジニアの仕事をしていたつもりが、
ただの英文読解の時間に変わってしまいますからね。

 

海外でエンジニアとしてはたらく利点

今までは、日本ではたらく時の話です。

 

ここからは、海外でエンジニアとして働いたら
どうなるかってことについて話していきます。

 

僕は、エンジニアとしてはたらくにあたって、
海外を視野に入れるのは必須だと思っているんですよね。

 

なんでかって、単純に
海外の方が圧倒的に給料が高いからです。

 

 

日本企業だと、
会社の中心がエンジニアでないことが多いです。

 

営業とか、総務を中心として回ることが多い。
(僕が入っていた会社もそうでした。)

 

だから、
「こういうシステムが欲しいから、
エンジニアさんたちにやってもらうか」
っていう流れなんです。

 

内部に外注してるって感覚??

 

わかりづらいけど。笑

 

 

日本ではエンジニアは会社の中心にはいないので、
世界的にみると、給料も控えめなことが多い。

 

(もちろん、エンジニア自体がスキルのいる仕事なんで、
他の業種と比べたら低くはないんですけどね。)

 

 

でも、海外、特にアメリカでだと、
エンジニアの給料がグッと跳ね上がります。

 

特に、アメリカ西海岸だと、
年収1000万円をざらに超えます。

 

 

実際のデータをみてみましょうか。

 

これは、TECHNOPRO HORDINGSさんの調査の結果です。

 

 

特定の年収帯に、どのくらいのエンジニア数がいるかを表したグラフです。

 

左が日本で、右がアメリカ。

 

 

みてもらうと、
日本はだいたい300-500万くらいに集まっています。

 

僕が働いていた会社も、
このくらいの感覚です。

 

 

でも、アメリカのエンジニアの年収はどうか。

 

700-1300万が多いんです。

 

なんと日本の倍以上

 

 

しかも、これはアメリカ全体での話なので、
アメリカ西海岸であれば
1000万を超えるエンジニアがほとんどみたいです。

 

 

さらに、アメリカでは
会社内のエンジニアの地位が高い。

 

他の部署が、エンジニアにお願いするってイメージです。
エンジニアが持つスキルを尊敬している、とも言えます。

 

そのぶん、給料も高い。
重宝されるんですね。

 

これが、エンジニアなら海外を考えるといい理由です。

 

海外てエンジニアではたらくために必要なスキル

エンジニアは海外ではたらくと給料が上がることはわかった。

 

「でも、海外でエンジニアとしてはたらくためには、何が必要なの?」

 

先ほど言ったリーディング以外にも、
必要なスキルが増えます。

 

それは、
リスニングと、スピーキング
です。

 

つまり、英会話です。

 

 

海外でエンジニアとしてはたらくとなると、
当然社内の人とコミュニケーションをとらなければいけない。

 

システムの仕様とか、
ミーティングの参加とか、
あと単純に雑談もする。

 

これらは、全て英会話ですよね。

 

 

なので、海外でエンジニアとしてはたらくなら、

  • リーディング
  • リスニング
  • スピーキング

の3つの能力が必要になるんです。

 

ジャックが教える、エンジニアの英語学習法

では、エンジニアとして必要な英語力をつけるために、
どんな学習をすればいいのか?

 

まずは、日本アメリカに関わらず必要なスキル、
リーディングからです。

 

エンジニアのためのリーディング学習法

リーディングは、ドキュメントや、
Q&Aサイトの英語を読むために必要です。

 

僕が思うのが、
「文法はほとんど必要ない」
ってことです。

 

 

英語の勉強となると、はりきって文法を学んでいく人がいます。

 

でも、何年も英語を教えてきている僕からいわせれば、
それはかなりムダな努力です。

 

なぜなら、
英語のドキュメントやサイトには、
そんなむずかしい文法は出てこない
から。

 

実は、
中学英語くらいの文法で十分です。

 

 

だから、文法の学習は、
中学レベルがわかれば、あとはやる必要はありません。

 

それよりも大事なのが、

単語力

なんですよね。

 

 

特に、エンジニアの場合、専門用語が多い。

 

Webサイトを作る人とか、機械学習をする人には、
一般人が理解できないような専門用語がバンバン出てきます。

 

なので、それらをカバーするための単語力が必要なんです。

 

 

もう一度言うと、
エンジニアに必要なスキルは、単語力。

 

これは、絶対に覚えておいたほうがいいコツだと思います。

 

具体的な単語の覚え方と極意は、
この記事に書いてあるので、ぜひみてみてくださいね。

 

【単語帳不要論】英語が上手くなりたいなら、単語帳は捨てろ。

2019年9月15日

 

単語帳を使うよりも10倍効率的で、
なおかつ実際に使える覚え方を紹介してます。

TOEICの高得点を目指す

エンジニアが英語力をつける場合、
TOEICを使うのが一番いい、と僕は思います。

 

それは、
「TOEICはビジネス用のテストだから」
です。

 

英語といっても、色々な分野の単語がありますよね?

 

日常会話だったり、
ビジネス用語だったり、
学術系用語だったり。

 

実は、TOEICはその中でも
ビジネス用語に特化しています。

 

それは、TOEICは採用の時に参考にされるものだからです。

 

TOEICの問題を見ると、
仕事メールが出てきたりするのも、これが理由です。

 

エンジニアが働くのも、
当然ビジネスの場。

 

だから、ビジネス英語が覚えられると言う点で、
やはりTOEICに専念するのがいいと思います。

 

具体的にTOEICの点数を短期間で上げる方法は、
こちらの動画と記事で話していますよ。

 

 

TOEICの点数を上げたい方へ。TOEIC700点をたった1ヶ月で取る方法。

2019年10月15日

 

リスニングとスピーキング(海外ではたらく場合)

 

「海外でエンジニアとして働きたい!」

「今すぐではないけど、いずれは・・・!」

と少しでも思っている方は、
リスニングとスピーキングも練習すれば、
必ず役立ちます。

 

 

でも、
「英会話って独学じゃ無理だよな・・・」
「マンツーマンや英会話教室は高額すぎる!!」
「教室に通う時間もない!!」

って思っている方、多いですよね?

 

 

安心してください。

 

英会話を学ぶのに、
実はマンツーマンにいく必要はありません。

 

 

実は、
英会話は家で独学で学べます。

 

 

そのやり方は、
別の記事で紹介したので、
リンクをクリックしてみてみてくださいね。

 

リテンションで英語力を身につけよう!やる意味と手順を徹底解説

2019年10月18日

 

普通は、シャドーイングをしよう!となりますが、
実はあまり意味がないって話と、

代わりに「リテンション」と言う練習法が効果的、
って話をしてます。

 

この学習法を使えば、
楽しみながら英会話を身につけることができるんです。

 

まとめ

 

今回は、エンジニアに必要な英語力

  • 日本の場合
  • アメリカの場合

についてお話しました。

 

それから、エンジニアのための

  • リーディングの学習法
  • 英会話の学習法

についても触れました。

 

 

現在エンジニアの方も、
これからなろうとしている方も、
ぜひ参考にしてみてください。

 

 

もちろん、エンジニアとしてのスキル自体を磨くのも大事です。

 

いくら英語できても、エンジニアとして何もできなかったらら意味ないですからね。

 

 

でも、自分のスキルを最大限に発揮するためには、
英語は必須です。

 

たとえ日本にいてもリーディングは必要だし、
海外も考えるなら、プラスで英会話も必要になってきます。

 

 

ぜひ、英語を自分の武器にして、
価値の高いエンジニアを目指してくださいね!

 

 

それでは!

 


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チェンジャック
【記事の執筆者】チェンジャック
"勉強法"をトコトン追求し、最短効率で東京大学に現役合格。TOEIC935点取得。 勉強法を発信したYoutubeチャンネルは登録者1.2万人超え。 ジャックの無料公式メルマガは3000人以上が登録。1ヶ月でTOEIC500から800を達成したり、英語が活かせる仕事に転職したり、ネイティブと不便なくペラペラ話せる人が続出中。 ジャックのInstagramではいろんなところに海外旅行してます。

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