宏村 西逓 (中国安徽省) 〜世界遺産検定保持者による世界遺産レポートその2〜

宏村

こんにちは、じゃっくです。

 

昨日に引き続き、

中国の世界遺産に行ってきたので、

レビューをしようと思います。

 

今回の世界遺産は、

中国の安徽省にある

 

宏村西逓

 

です。

 

これらは、安徽省にあるあまりにも有名な山、

黄山の近くにあります。

 

ちなみに、安徽省は僕の両親の故郷でもあり、

帰省先です。

 

では、まずは宏村からいってみましょう。

 

宏村の街並みの想像を絶する美しさ

宏村とは、一言で言えば、

 

中国の昔ながらの建築がある村

 

です。

 

中国の昔ながらの建築方式といっても

この安徽省に伝わる建築方式であり、

徽派建築

と言います。

 

安徽省の「徽」ですね。

 

特徴としては、

漆喰で塗られた白い壁

濃い色の瓦

が挙げられます。

 

実際に僕が宏村で撮った写真がこちらです。

宏村

 

めちゃくちゃ綺麗!!

 

家屋の作り方が趣深いし、

後ろにそびえる山々が

またいい味を出してくれています…!

 

徽派建築の特徴がしっかり現れていますね。

 

家の周りには南湖と呼ばれる湖が広がり、

昔はこれらの水で生活をしていたようです。

 

さらに、民家の集まっている中に入ると、

こんな光景が。

 

 

ありきたりの表現だと承知の上で使うと、

まるでタイムスリップしたかのようです。

 

また、ここは映画の舞台としても使われたことがあります。

 

調べてみると、

「グリーンディスティニー」

という名の映画らしいです。

(僕はみたことがない)

 

でも、世界中で大ヒットしたらしいので、

皆さんの中ではみたことある人も

いらっしゃるかもしれませんね。

 

宏村の水路システム

宏村の街並みは綺麗ですが、

 

世界遺産に登録された理由には

高度な水路システム

があったからと思われます。

 

この一帯の民家全てに水が行き渡るよう、

迷路のように水路が張り巡らされています。

 

水路

 

現代からしてみるとこんなものはありきたりですが、

 

街から離れたこの集落で、

14世紀頃からこの水路が作られていたのは、

かなりスゴイことみたいです。

 

さらに、水路だけでなく、

 

なんと、南湖も自分たちで作り、

そこからも生活用水を汲んでいましたんです。

 

湖を自分たちで作るってすげぇ…!

 

 

さらに、雨水も活用していた跡もありました。

 

宏村にある民家は、

このように屋根の中心が開いているものが

多かったのが、それを物語っています。

 

彫刻

 

大胆にぽっかり開いていますね。

 

ここから雨水を取得していたようです。

 

 

さらに、その下に見える柱の彫刻。

 

これも徽派建築の特徴で、

いたるところに美しい木の彫刻を

みることができます。

 

ガイドの人曰く、

この彫刻は三国志に出てくる劉備だそうです。

(どれかは全然わからなかったけど)

 

また、宏村の看板に

なぜか日本語がありました!

 

看板

 

出口

エクスポート

 

エクスポートってなんやねん!笑

 

しかも “ポ” がちょっと禿げてるし。

 

ちなみに、「出口」は中国語も「出口」

なので、

 

一番上の「出口」は中国語です。

 

エクスポートとかいらんわ!出口で十分だわ!笑

 

 

「村の出入り口にある大木」

 

もめちゃRPG感が出てますね。

 

始まりの村とかにありそう。

 

西逓の紹介

西逓は、宏村とともに世界遺産に登録された村です。

こちらも、徽派建築で有名です。

 

その写真がこちらです。

西逓

 

宏村と同じ雰囲気を感じますね。

 

左側に、徽派建築で作られた民家が

あることがわかると思います。

 

また、宏村にはなかった立派な門が、

西逓の特徴です。

 

ですが、実は宏村から西逓に向かうタクシーの中で

運転手さんが、

 

「宏村も西逓も中の民家はそんな変わんないから

行かなくてもいいよw」

 

といっていたので、中には入っていません。笑

 

その代わり、

 

「ここよりも、西逓の石林の方が面白いよ」

 

といっていたので、その石林にいってみました。

 

(運転手の言いなり笑)

 

西逓の石林は、圧巻!

 

その石林は想像以上でした。

 

石林とは、長年の侵食で、

石が林のように林立している

風景をさします。

 

西逓の石林はこんな感じでした。

 

石林

 

思ったより綺麗!!

 

自然の力でこんな景観が生まれるなんて、

 

本当に不思議ですよね。

 

この景観は水による侵食から

できたものですが、

 

実は、物理的に削っていった訳ではないのです。

 

こういった地形をカルスト地形と言うのですが、

 

この地形は化学反応によって、

岩が水に溶けてできます。

 

 

他の人が写真を撮りまくる中、

東大受験でバリバリ化学をやっていた僕は、

 

その反応式を思い浮かべながら、

実際の侵食された岩をみて

ニヤニヤしていました。(気持ち悪い笑)

 

ちなみに、その反応式がこれです。

 

CaCo3  +  H2Co3  =  Ca2+  +  2HCo3-

 

このようにして、水に溶けていきます。

 

CaCo3は石灰岩の成分で、

H2Co3がみなさんも飲んでいる「炭酸水」です。

 

実は、雨は空気中の二酸化炭素を吸い込んで、

弱い炭酸水になっているのです!

 

H2O(水)  +  CO2(二酸化炭素)  =  H2CO3(炭酸水)

 

↑反応式はこちらです!!

 

 

…と、すみません、

久しぶりに化学に触れて楽しくなってしまいました。笑

 

 

でも、ちゃんと勉強してると、

旅行が楽しくなることがままありますよ!

 

 

以上、宏村と西逓のレビューでした!

 

まとめると、

 

  • 宏村は西逓は中国の昔ながらの建築がある村

  • 徽派建築で建てられていて美しい

  • 宏村は水利システムがすごい

  • 西逓の石林は圧巻

 

明日は、ついに黄山に登るので、

そちらもレビューしようと思います。

 

今日は雨で、明日は晴れ。

 

そう!明日は景色が最高の日なはず!

 

その記事はこちらから読めます。

 

 

 


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