Google翻訳が限りなく進化しても、なお英語が喋れた方が良い理由。

チェンジャック
【記事の執筆者】チェンジャック
"勉強法"をトコトン追求し、最短効率で東京大学に現役合格。TOEIC935点取得。 勉強法を発信したYoutubeチャンネルは登録者1.2万人超え。 ジャックの無料公式メルマガは3000人以上が登録。1ヶ月でTOEIC500から800を達成したり、英語が活かせる仕事に転職したり、ネイティブと不便なくペラペラ話せる人が続出中。 ジャックのInstagramではいろんなところに海外旅行してます。

こんにちは、ジャックです。

 

今日は、
英語の同時翻訳ツールがもし究極まで進化したら
英語を学ぶ必要が無くなるのか?
というテーマで話していきます。

 

確かに、翻訳の技術はめちゃくちゃ進んだら、
別の言語を学ぶ必要は無くなる気がする。

 

でも、
僕はそれでも絶対に学ぶ必要がある
と思っています。

 

その理由は3つあります。

  • ほんとに同時に翻訳することが原理上できない
  • 言語は一対一対応ではない
  • そもそも気持ちがこもらない

では、順番に見ていきましょう。

 

AIの進化はほんとにすごい

 

もうAIがバズワードになってから何年も経ちました。

 

それでも、AIの進化は止まらないし、
定期的にすごい商品が出てくるし、
勢いは止まりませんね。

 

僕たちに馴染み深いものだと、
ZOZOスーツとかがあります。

 

 

ZOZOスーツは、実際に着て
アプリで何枚か写真をとるだけで
体型がわかるっていうすぐれものです。

 

実は、僕も予約段階から予約していて、
これを使ったことがあります。

 

 

これ、ほんとすごいですよ。

 

自分に体にあった服を選ぶって
永遠の課題だと思ってましたもん。

 

これをとるだけで自分の体にあった
服を提供してくれるんですよ。

 

AIはファッションにまで進出してるんですね。

 

 

もちろん、AIは言語の分野にも進出しています。

 

言語の分野でのAIといえば、やはり翻訳

 

 

翻訳の最先端をいっているのが、
天下のGoogleです。

 

では、現状の最先端の翻訳機って、
どんな商品なのでしょうか。

 

同時翻訳の最先端、Google Homeとは

調べてみると、
一般に販売されている中で、
最先端なのはやはりコイツです。

その名も、Google Home。

 

AI分野のトップを独走するGoogleの商品です。

 

Google Home自体は前からありましたが、
2019年のはじめに「同時通訳モード」が搭載されたんですね。

 

 

この機能が、とにかくすごいんです。

 

まず、対応している言語が無数にあります。

•チェコ語
•デンマーク語
•オランダ語
•英語
•フィンランド語
•フランス語
•ドイツ語
•ギリシャ語
•日本語

・・・

 

これ以外にもたくさんあり、
合わせると26ヶ国語にもなるんです。

 

 

もう世界の9割以上はカバーしてるんじゃね?
ってくらいです。

 

さすがは、Google。

 

使い方もカンタンで、
「OK Google、英語を通訳して」
と一回言えば、
そのあとの日本語を自動で全部英語にしてくれます。

 

僕は大学でAIの専攻で
言語処理についても学んでいるんですが、
これってとてもすごいことなんですよ。

 

実は、Google Homeは一瞬で
3段階の処理をしてるんです。

 

まず何語かを解析して、
次に何言ってるかを認識して、
次にそれを翻訳する。

 

この処理をリアルタイムにできるのはすごい。

 

 

一つの言語って何単語くらいあると思います?

 

例えば、英語なら。

 

実は、英単語は60万個もあるんです。
(一般的な辞書の場合。)

 

 

しかも、これは一つの言語の話です。

忘れちゃいけないのが、
Google Homeは26ヶ国語に対応してるんですよ。

 

これらの全ての言語の、全ての単語が候補にある。

 

単純計算だと、
60万 × 26 = 156万
単語ですよ?

 

普通に考えたら秒単位で処理できるものではない。

 

でも、それをやってのけているのがGoogleなんですね。

 

そんなGoogle Homeにも限界が…

そんな素晴らしいGoogle Homeですが、
やはり限界はあるみたいです。

 

例えば、使ったことがある人なら
わかると思うのですが、
Google Homeは文を言い終わらないと
訳してくれません。

 

「私はジャックです。」
と言ったら、

それを言い終わって1-2秒待って、
“I’m Jack.”

 

と言ってくれます。

 

ホテルのチェックインなど
一時的な会話だったら全然使えますが、
雑談にはまだちょっと厳しいですね。

 

同時翻訳が究極まで進化したら

では、同時翻訳が究極まで進化したら
どうなるのか。

 

同時翻訳が究極まで進化したら、

僕ら一般人でも
マイクをオペレーターみたいに口につければ
外国語で雑談もできるようになるでしょう。

 

 

AIが聞き取った音声を同時に外国語にして
相手に流してくれるのです。

 

そうなると、
日本語しか話せなくても
外国人と会話できるようになります。

 

 

では、日本人が英語を学ぶ必要は
なくなるのでしょうか?

 

僕は、

絶対にそうはならない

と思っています。

 

ほんとに同時に翻訳することが原理上できない

では、究極に進化した同時翻訳の姿を
みていきましょう。

 

「僕はジャックです」
と言ったらそれと同時に
「I’m Jack.」
と言ってくれれば完璧です。

 

このくらいの文ならできるかもしれませんが、
全部の文に対して完璧に同時に翻訳するのは
原理上に無理なんです。

 

それはなぜか。

 

たとえば、
「僕は英語が得意ではないです。」
と言うときを考えてください。

 

“I’m not good at English.”
と訳してくれるはずですが、

 

これをほぼ同時に行うのが
無理なのわかりますか?

 

その理由は、
「僕は英語が得意」の時点では
「得意」なのか
「得意ではない」のか
判断ができないからです。

 

肯定(YES)なのか否定(NO)なのか
わからないんですね。

 

それに対する英語の訳を見ていきましょう。

 

“I’m not good at English.”
でそこに対応するのは
“not”の部分です。

 

つまり、
「僕は英語が得意」の時点では、
“I’m”までしか訳せないんです。

 

言語の構造上、AIがどんなに進化しても、
ほぼ同時に訳すのは無理なんです。

 

日本語と英語が一対一ではない

これ以外にも、問題はあります。

 

それは、言語の間は一対一の対応をしてないってことです。

 

「家」は “house?” それとも”home?”

 

じゃあ、「おうち」「家屋」はどうなる?

 

「家」=”house”
のように単純ではないのがわかると思います。

 

つまり、意図したものではない方の
訳が出てきてしまう可能性があるってことです。

 

これでは、完璧に思っていることを
伝えることはできない。

 

ことわざなんかも良い例ですね。

 

例えば、「早起きは三文の徳」。

 

これをどう訳せばよいのか。

 

一応、普通の訳としては
“The early bird gets the worm”
(早い鳥が虫を捕まえられる。)
という英語のことわざがあります。

 

まぁ確か言いたいことは同じですが、
ニュアンスは異なることは確かです。

 

聞き手の感じ方が違ってきてしまう。

 

このように、AIが数ある訳の中でどれを選べば良いか
わからないって事態がおきます。

 

しかも、訳がないってこともありえます。

 

日本語にカタカナが入ってきてるのがその証拠です。

 

例えば、「ハンバーガー」は
日本語になかったので、
そのまま英語を使っている。

 

結局、
言語が一対一じゃないってことが
完璧な翻訳をさまたげてしまうんです。

 

結局、英語は学ぶ必要がある。

 

このように、英語が完璧になっても
普通に会話するためには
自分で英語を話せる必要があります。

 

今回の話をまとめると、

 

  • 最近のAIの進化はすごい

  • 今の最先端はGoogle Home

  • 完璧な同時通訳は原理的に無理

  • 言語は一対一対応ではない

 

となります。

 

まぁ、そもそも同時翻訳しながら話すと
心が通じ合えないって問題ありますからね。。。

 

AIに話しかけてるみたいになりそうです。

 

AIと話してる人っていないっすよね。

 

暇なときにSiriと会話してたらやばい人です。笑

 

だから、どんなに同時翻訳が進化しても、
英語のスキルは活きつづけるんです。

 

 

英語ができることによって
広がる世界は絶大です。

 

実は、12倍にもなります。

 

その理由を下の記事で解説しているので、
よろしければみてみてくださいね。

 

英語は人生の調味料。12倍の大海を遊び尽くしたいか?井の中の蛙のまま人生終わりたいか?

2019年9月22日

 

 

 

また、具体的に英語を上達させるための考え方は、
こちらの動画をどうぞ。

 

ちょっと長いですが、
この動画には、英語に対する考え方がすべてつまっています。

 

 

 

それでは!

 


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チェンジャック
【記事の執筆者】チェンジャック
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