こんにちは、ジャックです。
今回は、英語の単語数について、
考えている以上に少なくてもすむ、
という話をしていきます。
ぶっちゃけ日常会話レベルの
ライティング(英作文)とスピーキング(英会話)
なんて、1500単語くらいあれば十分です。
そして、この単語数は中学卒業レベルなのです。
では、その理由を解説していきます。
努力をするって英語でなんていう?
先日、授業が終わった後に、
僕の教え子が英会話について
こんなことを聞いてきました。
「『努力をする。』
って英作文で書きたいんですけど、
言い方がわからないんです…。
教えてください」
この悩み、本当にたくさん聞きます。
聞いたらわかるのに、
自分が言う(書く)時はなんて言えばいいかわからない。
気持ちめちゃめちゃわかります。笑
頭の中にあってもそれが引き出せないんですよね。
僕もたまにそうなるときがあります。
なので、すぐにその生徒に教えてあげよう
とも思いましたが、
考えることがあって、
その時は質問形式で
教えてあげることにしました。
こんな感じの流れです。
僕
「じゃあ『努力』って
英語でなんていう?」
教え子
「なんだっけ…?
んー、確かeから始まるような…」
僕
「それ、もしかして”effort”?」
教え子
「そう!それです!!
それが思い出せませんでした!
・・・じゃあ今度は、
『する』ってなんて言うんですか?」
僕は少し黙りました。
「あー、この子もったいないことをしてるな」
と思ったからです。
確かに、このまま答えてあげることもできる。
努力をするの「する」は、
英語ではmakeを使うので、
「努力をする」 = ”make an effort”
となります。
というか、たいていの英語の先生は
こう教えると思います。
もちろん、それで生徒の知識が増えるので、
大変喜ばしいことです。
ただ、長い目で見るとこれは最善策ではない
と僕は思います。
結論からいうと、
もっと簡単な単語で代用できる
からです。
努力 = effort
する = make
を知らなくても、
「努力する」は言えます。
それは、
“work hard”
です。
努力するってつまり
よりきびしくやることですから、
“work hard”で十分なのです。
この2単語は、超基本レベルなので
英語をかじっていれば思い出せるはずです。
英作文や英会話なんかは、
みなさんが思っているより
ずっと少ない単語数でも表現できる。
あとは、その単語を使おう
という発想だけです。
「する」の英語の代わりに
work hardでいいよ、と生徒に伝えたら、
目を丸くしていました。
「こんなのでいいの?」と。
全然良いのです。
さらにいうと、
この場合、make an effortよりも
work hardの方が英語としても
洗練されたイメージもします。
まさに、一石二鳥です。
英会話にいる具体的な単語数
では、英会話や英作文に必要な
単語数を具体的に見ていきましょう。
英語は全部で17万単語あると言われています。
もちろん、ネイティブでもその全てを
使うわけでもありません。
というか、そのほとんどを
ネイティブでも意味が分からないらしいです。
そこで、実際にネイティブが
会話で使う単語数を調べてみました。
すると、
“The Reading Teacher’s Book of Lists”
というアメリカの本に書いてありました。
この本に夜と、ネイティブが使う単語数は3000単語です。
意外と少ない。。。
しかも、これはネイティブが使う単語数です。
ネイティブがネイティブ同士で
しゃべっている時の単語数です。
街中でも時々聞きますよね、
外国人同士で超高速でベラベラ
しゃべっているやつ。
ほとんど何を言っているか
わからないあれです。
あれで、3000単語なんです。
なので、日本人がしゃべるときは、
それよりもはるかに少ない単語数で大丈夫です。
さらに、僕がさっき言ったことを
覚えていますか。
それは、
「言いたいことは簡単な単語で代用できる」
ということです。
「努力をする」
にmakeやeffortを使わず、
workとhardで十分。
同じ意味なら、難しい単語の方は
覚えなくても良いのです。
これを使うと、
英作文や英会話に用いる単語数は
さらに少なくていいことがわかると思います。
日本人が十分な英作文と英会話が
できるための単語数は、
1500単語で十分
と僕は考えています。
これは中学卒業レベルの単語数です。
逆に、難しい単語を使わなければならない
という変な観念にとらわれていると、
「努力をする」
がスラスラ言えなくなってしまう。
そして、スラスラ言えないのは
自分の単語数が足りないからだ、と考える。
単語を覚えられなくていやになって、
英語が苦手になる。
このように悪循環が生まれてしまうのです。
このような悪循環をたちきるためには、
日本語と英語が一対一であるという
考えをやめることが一番です。
努力 = effort
と一対一で覚えるのではなく、
つまりより頑張るってことから、
work hardでよくね?って考えるのです。
これは、「努力する」に限らず、
どの単語にも当てはまります。
例えば、「仕事」。
仕事と似たような言葉はいっぱいあります。
「仕事」「業務」「作業」「職」
・・・
微妙な意味の違いはありますが、
大体は同じ意味です。
そして、これらに対応する英単語も
たくさんあります。
“job” “work” “business” “vocation”
・・・
これらの日本語と英語の単語たちは、
一対一ではありません。
「仕事」「業務」「作業」「職」
のどれを言おうと思っても、
“work”だけ知っていれば
全部カバーできます。
もちろん、”job”だけでもOKです。
実際に必要な単語数は、
思ったより全然少ないのです。
今回の話をまとめると、
-
より簡単な単語で言えないかを常に考える
-
日常会話や英作文では1500単語で十分
-
一対一の考え方を捨てる
となります。
もちろん、単語の量が多ければ多いほど
表現が豊かになります。
ですが、そのちょっとした違いくらいは、
日常会話では気にならないレベルです。
「俺の仕事は教師」
「俺の職業は教師」
なんて日常会話の中では
大した差ではないですよね。
そのために、より多くの単語を覚えなきゃ
という感覚にかられて、
英語を嫌いになってしまっては本末転倒です。
それよりも、伝えることを一番に考えましょう。
自分の持ちうる単語でも
十分たたかえる。
余裕が出てきたところで、
初めて次の単語を覚えればよいのです。
僕も、この考え方をやってみたところ、
英作文がスラスラかけるようになりました。
「これ英語でなんだっけ・・・?」
の時間が本当になくなります。
自分の知っている単語で、
意味もそこまで変えずに言えるようになりました。
さらに嬉しいことに、
簡単な単語を使った英文って、
洗練されている印象があるんです。
無理にむずかしい単語を使うより、
シャレていてかっこいい。
まさに、一石二鳥ですね。
僕は今中国語を勉強中なのですが、
持っている少ない単語数でたたかう、というのを
中国語でやってみました。
それを記事にしてみたので、
よろしければ見ていってください。
本当に、単語だけで戦えるってことが書いてあります。
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