・標高3400mでの壮絶なくらし
・世界2位のレストランの驚くべき実態
・観光に染まった想像と違すぎるアマゾンの原住民
・絶対にコロナにかからない街の秘密
…
まじで日本では考えられないような
衝撃的な体験の連続でした。
こんにちは、ジャックです。
実はこの前の1-2月で、南米のペルーにいってきました。
本当に面白い国で、
もっと早くペルーという国を知っておけばよかったと本当に思います。
今回のメンツ。
Web分野で億万長者の経営者と、
IT分野で億万長者の経営者と、僕。
いざ、ペルーに向かいます。
まずはロサンゼルスの有名なベニスビーチ。
ペルーは日本から直行便がないので、
東京からは必ずロサンゼルスを経由します。
飛行機でロサンゼルスまで11時間。
そして、ロサンゼルスからペルーの首都リマまで9時間。
移動時間だけでも文字通り、丸一日かかります。
ちなみに、
「ジャックってそんな長い飛行機のなかでなにしてるんですか?」
と聞かれますが、
僕は海外旅行の飛行機のなかでは
基本的に
その国の言語を勉強
してます。
今回のペルーなら、スペイン語。
現地についてスペイン語で会話できたら、楽しいじゃないですか。
僕はいつもこれやってて、
レストランでその国の言語で注文したりします。
でも、一緒に行く人からすると、
「そんな数時間でしゃべれるようになるの!?」
ってめちゃびっくりされます。
でもちょっと話それるんですが、
実はこれカラクリというかコツがあって、
まじで使いそうな表現だけを覚えてる
ってことなんですね。
レストランなら、
- 数字(1-1000)
- すみません
- ください(お願いします)
- これ
- トイレ
- お会計お願いします
- 水
まぁこの辺がわかってればだいたい会話できるという。笑
そして、これだけ覚えてレストランいけば、
はたからみたらまじでペラペラに見えます。
だって、日本人からみたらようわからん言語だから
発音があってるとかなんもわからんし。
これやると、一緒にいった人から尊敬もされます。
地味に海外いくときのコツ。
ついにリマに到着。
さっそくの現地の雰囲気を味わうために、
ペルーで有名な二種類のドリンクを購入しました。
左の紫のはチチャモラーダ。
名産の紫とうもろこしを使った国民的ジュースです。
味は、ほぼグレープジュース。
ただ、少し穀物の風味を感じます。
そして、左は、インカコーラ。
日本ではコーラといったらあの黒いコカコーラですが、
ペルーではこのインカコーラとコカコーラが2大コーラってかんじです。
なんならちょっとインカコーラの方が優勢。
ちなみに、お酒も買おうとしましたが、
「まだ昼だから売れないのよ」
と店員さんに断れました。
指定された時間以外お酒買えないのは、海外あるあるです。
ちなみに、ペルーでは、日本人も割とスペイン語で話しかけられます。
日系ペルー人が多いからですね。
(現地の日系ペルー人と観光できた日本人、
見た目だと判断できない。)
実は、ペルーは親日国家です。
で、僕らがスペイン語わからないかんじ出すと、
その反応によって英語を使い分けてきます。(英語話せる人は)
ついに観光開始。
かと思いきや、一番最初にいこうとおもっていた
有名なアルマス広場が入場制限されてました。
実は僕がペルーにいたこのとき、
ちょうどペルー全土でデモが行われてたんですね。
元大統領がクビになったのに対して、
その支持者がデモしてたらしいです。
日本では考えらない。
(日本人は政治にほんと興味ないよね笑)
気をあらためて、昼間からお酒を飲んでいきます。
ピスコという、ペルーの国民的ドリンク。
ブドウを原料に作られた蒸留酒です。
ごくり。
酒つっよ!!
ぶどうのさわやかなかおりはありながらも、
そんなことどうでもよくなるくらいの
強烈なアルコールが襲ってきます。
次にご飯。
ペルーの国民的フードのロモサルタード(右)と、
これもペルーの国民的フードのセビーチェ(左)。
(ジャックは海外にいくと、
とりあえず有名な食べ物と飲み物を頼む習性あり。)
ペルーの料理は、実は日本人の口にあうと言われてるとか言われてないとか。
ロモサルタードは中華チックな炒め物だし、
セビーチェは刺身をお酢でしめたもの。
海外の食べ物は口にあわない、とかはまったくなく、
普通にうまい。
日本料理もありました。
ペルーでは、「ニッケイ」という料理が有名です。
その名の通り、日本系の料理。
グルメにも親日国家が出ている
でも、完全な和食ではなく、
現地の料理と融合してます。
例えば、これ。
インカロールといって、アボカドとまぐろの巻き寿司です。
海外はペルーにかぎらず、
寿司屋には変わり種の巻き寿司がめちゃくちゃあります。
カリフォルニアロールとかね。
僕は普通の握り寿司食べても日本の方がうめぇってなるので、
海外の寿司屋だと巻物系食べることが多いです。
そして、すぐリマをはなれ、
クスコという街へ。
クスコは、あのインカ帝国の首都だった街で、
日本でいうと京都みたいなとこ。
インカ帝国時代の遺跡がたくさんあります。
実はあの有名なマチュピチュも、
クスコから電車でいけます。
そしてこのクスコ、
実はわりととんでもない街でして、
なぜなら
標高が3400m
あるんですね。
もうほぼ富士山の頂上。
富士山の頂上に、
ペルー第二のでっかい街があるってかんじです。
空気がうっすいうっすい。
普段走ってもあまり息切れしないジャックが、
歩くだけでわりと息が苦しいです。
高山病になる人も多いらしいので、少し心配です。
クスコについたらも夜にだったので、
そのままクラブへ。
(ペルーだとディスコっていうみたい。)
ここで、全日本男児に朗報です。
日本人男性は、ペルー行くとめちゃめちゃモテます。
この写真は、クラブで会った女の子3人組と飲んでた写真ですが、
なんと向こうから話かけられました。
ペルーだと日本中国韓国とかのアジア人がほとんどいないから、
めちゃくちゃ珍しがられるんですね。
そして、女の子からめちゃもてるのは、
おそらくBTSのおかげでしょう。
日本だとBTSがめちゃくちゃはやってたけど、
地球のほぼ裏側でもなんと流行ってるという笑
グッズとか看板もみかけました。
世界的な人気。
BTSのおかげもあって、
ペルーでは東アジア人はマジでモテます。
(このあと話しますが、これ以外にもこの旅で
僕はもう一回逆ナンされてます。)
日本でモテなくて悩んでる人は、
ぜひペルーへ。(案内します笑)
そして、翌日の朝。
僕は異変に気付きます。
「あ、頭がいたい、、、」
きました、高山病です。
僕はついた初日は全然大丈夫だったので油断してました。
起きてるときは意識的に深呼吸してたのもあると思います。
でも、朝起きたばかりのときは、まじで頭いたいです。
高山病って、朝にくるんだなと。
現地の人にきいたら、
「高山病にはコカの葉を食べるといいよ」
というので、買ってむしゃむしゃ食べてみました。
苦くて普通にまずい。
ちなみに、コカの葉は、
コカインの原料
らしいです。
薬物の原料。。。
普通にスーパーで売られてました。
とはいってもコカの葉を食べても幻覚みえたりしないんで、安心してください。
精製しないと、コカインになりません。
コカインの効果はアルカロイドっていう物質の作用で、
葉にはアルカロイドが約0.3%くらいしか含まれていないそうです。
(※ただコカの葉の状態でも、日本への持ち込みは違法です。)
そんなこんなで高山病にも耐えながら、
ついに観光へ。
クスコには、インカ帝国の遺跡がたくさんあります。
そして、インカ帝国の遺跡の特徴は、
なんといっても
精巧すぎる石積み。
みてくださいこれ。
この石とか、めちゃくちゃこまかく形整えられてから、積まれてます。
そして、驚くべきことに、
石と石のあいだ、接着剤とかなんも使ってないんですね。
つまり、マジで石を形あうように削って、詰んでるだけ。
15世紀でこの技術、まじですごすぎる。
そして、乗馬もしました。
ジャックは身長187cmあるので、
馬がちっちゃくみえる。
標高3400mの絶景のなかでの乗馬。
なんだこの体験、素晴らしすぎる。
遺跡がごろごろしてる場所で乗馬とか、
まじでいい体験でした。
インカ時代の人が、石に刻んだ跡。
そして、その夜なんですが、
結論からいうと
ペルーの可愛い女子大生の
店員に逆ナンされました。
夕食は、宿の近くのペルー料理屋さんでとったんですが、
僕らが座ると、なにやら店員がめちゃみてくるんですね。
そして、なにやらこそこそ話している。
(なんだろう?やっぱアジア人が珍しいからか?)
とか思ってたら、
店員の可愛らしい女の子がとことこやってきて、
なにやら僕にスマホを見せきます。
なんだ???
と思って見てみたら、、、
インスタでした。
隣の別の店員のおじさんが、
「この子とインスタ交換してあげて!」
っていうんですよ。
つまり、
店員の18歳の女の子に一目惚れされて、
逆ナンされました。
なんだこの世界線。
すごすぎる。
もちろん断る理由も特にないので、
インスタを交換してあげました。
その流れで次の日クスコの観光つれてって打診してみたら、
すんなりOK。
次の日は、僕たち3人とこの子の4人でクスコを観光しました。
この右の子。
写真は愛想わるい。笑
けどいい子でした。
英語はそこまで喋れないので、
かんたんな単語での会話と、google翻訳を使って意思疎通。
ちなみに話それますが、
ペルー人は英語あまりしゃべれません。
ペルーだけじゃなくて、南米は全部そうです。
これはなぜかというと、
南米は巨大なスペイン語圏だからですね。
南米は全部スペイン語で回ってるから、
英語がなくても困らないんです。
日本も状況割と似てますね。
日本は人口多いし島国なんで、
日本だけでも回るから英語ができない人が多い。
ちなみに、この子は、
日本のアニメが好きみたいです。
「好きなアニメは?」
って聞いたら
「Tokyo revengers!!」
っていってました。
まさかの東卍、世界進出してた。
「え、じゃあ好きなキャラは?!」
って聞いたら、
「Baji!!!」
って言ってました。
なかなか渋いチョイスだね君。
そのあと、クスコでも景色がめちゃくちゃいいところがあるということで、
目指すべく坂や階段を上がっていく。
クスコは空気薄いので、
僕ら3人は息が途切れ途切れ。
でも、この女の子は現地に慣れてるので、
何事もないかのようにすいすい登っていきます。
ちなみに、高いところに住んでいる人は、
体の酸素を巡らせる機能(循環器)が
普通の人よりも強いらしいです。
環境に適用してる。
ダーウィン。進化論。
頂上につくと、街が一望できました。
ちなみに、海外旅行いくときは、
できれば現地の人に案内してもらうのがいいです。
ネットとかガイドブックには
出てこないようなところに連れて行ってもらえるので。
特にレストランはそうですね。
街ゆく現地人にきくのがおすすめ。
次の日は、クスコの郊外の、
インカ帝国の遺跡へ。
これは、インカ時代に作られた用水路らしいです。
ちなみに、インカ帝国の街の特徴として、
- 石積みが精巧
- 段々の層になっている
- 用水路が発達してる
このへんが挙げられます。
マチュピチュなんかも、
全部あてはまります。
ちなみに、今回マチュピチュはいけませんでした。
なぜなら、
マチュピチュが山の間すぎて
唯一のいく方法が列車なのですが、
デモによってその唯一の線路が壊されてたからです。
そんなことある?
段々の畑。
移動中、羊の群れが横切りました。
羊の群れをこの令和になって見るとは思わなかった。
そして、昼飯がこちら。
ネズミの丸焼き。笑
クイという、ネズミです。
英語だと、guinea pig。
味は、皮が分厚くて硬いバージョンのとり肉ってかんじです。
普通の味。
ちなみに、ガイドさんは、
前日の市内をガイドしてくれた人にそのまま頼みました。
(左から2番目の女性の方がガイドさん。
右から2番目はドライバーさん。)
ガイドのお姉さんは英語ペラペラだったんで、
意思疎通もラクです。
そして、クスコは楽しんだ後は、
リマに戻りました。
リマのレストランにて。
手前は、アヒデガジーナという、
ペルー特有の黄色い唐辛子で作ったカレーです。
でも、唐辛子といっても、まったく辛くない。
そして、奥に見えるのが、
アンティクスコ。
これなにかというと、豚のハツの串焼きです。
ちなみに、これめちゃくちゃうまいです。
柔らかくて、味付けもうまい。
そして、デザート。
ピカロネスという、
芋でつくった揚げドーナツに蜂蜜をつけて食べるデザート。
割と重たそうに見えながら、
癖のない味なんでパクパクいけます。
2人で5個を余裕で完食できました。
そして、夜になり。
夕方のショッピングモール。
リマは海沿いなので、
夕方がかなりおすすめです。
それっぽい写真とってみた。
その日は、マリオットホテルに泊まりました。
プールつき。
一緒に行っていたWeb業界の億万長者が、
ポイントで取ってくれました。
Web広告回しまくってたら、
マリオットのポイントが400万くらい貯まってるようです。
マリオットは日本だと10万近くすることもあるけど、
ペルーのマリオットは割とやすくて、
一部屋3万円くらいです。
そして、次の日は現地のペルー人とサッカーしたいね、という話になり。
(ペルーは実はサッカー大国です。)
ショッピングモールでサッカーボールを買って、
海沿いのサッカーコートでいきました。
そのへんにペルー人の若者がいたので、
ポケモンバトルのノリで
サッカー勝負を挑んできました。
結果、完敗。
5-0くらいでボコボコにされました。
で、ここまでは順調な旅だったのですが、
ここでトラブル発生。
本来はこの日、
ペルー→ボリビア
といくはずだったんですね。
ボリビアの首都ラパスを観光したかったので。
だけど。
無事空港に着いてチェックインして、
搭乗口でいくら待っても飛行機が飛ばず。
スタッフに聞いて聞いてみたら、
まさかの
「え、今日はもう飛ばないよ」
と言われました。
おい。先に言えよ。
どうも、デモの影響みたいです。
そのあと、チェックインカウンターのお姉さんと英語で交渉し、
なんとか返金の手続きだけはできました。
航空会社都合で飛ばないのに返金もないとか普通にあるので。
一緒に行った2人は、
「ジャックがいなかったら絶対にお金返ってきてなかった!」
なんて言ってくれました。
(たしかに英語しゃべれないと返金交渉はきつい)
ということでボリビアにいけなくなり、
急遽ペルーで暇人になりました。
で、何をしようかということになり、決まったのが、、
全世界でランキング2位のレストラン
です。
レストランのランキングって日本ではミシュランが有名だけど、
実は
50 BEST RESTAURANTS
(世界のベストレストラン50)
というランキングがあるんですね。
こちらは星とかではなくて、
世界中のレストランがランキング順にならんでるという。
で、その2022年のランキング第2位が
リマにあるということで急遽行ってきました。
(ペルーの首都リマは、実は世界的にも美食の街です。)
CENTRAL
というとこ。
ちなみに2022年の一位はデンマークのコペンハーゲンにあるみたいですね。
で、世界で第2位のレストランってどんな料理が出てくるのだろうかと。
期待して行ったのですが、
結論からいうと、、、
おいしくなかったです。
というか、
世界二位までいくと、
おいしさで勝負してない
んですね。
料理というより、芸術。
例えばこれ。
見た目は、どうみても海洋ゴミですね。
海洋ゴミに藻がからまってる。
(失礼だけどそうとしか見えない笑)
あとは、これ。
謎のヨーグルトのつぶつぶ。
正直、
うまっ!
とは全くならない。
よくわからない味。
じゃあ、なんでこれが世界2位なのか?
って話ですよ。
結論から言うと、
このレストランの料理は
料理界の現代アート
だからです。
現代アートって正直、
なにが美しいかわからないじゃないですか。
これとか。
これはピカソの代表作のゲルニカって絵ですが、
正直、なにがいいのか全くわかんない。
全く美しくない。
でも、世界中でめちゃめちゃ評価されてて、
名画だ!
ってなってるわけです。
なぜかというと、
現代アートの場合
美しさが評価基準になってない
からなんですね。
美しさではない。
もっというと絵そのものでもない。
現代アートっていうのは、
裏側にある概念
を描こうとしてるんです。
見た目ではなく、
その作品を通して作者の伝えたいことが評価されてるのが現代アート。
で、今回のCENTRALは現代アートと同じなんですね。
つまり、
美しさじゃない→おいしさじゃない
バージョンです。
正直、めちゃめちゃ美味しくはないけど、
裏にあるシェフのメッセージが第2位たらしめる理由です。
じゃあ、これらの料理のメッセージってなにか?
実は、これらの料理って、
ペルー国内の地理
を表してます。
たとえば、さっきのこれ。
この料理のタイトルは
SEA BRAIN ALGEA
といって、
海底5mの海を表してます。
こんなイメージ。
海藻がゆらゆらしてて、
タコがゆったり生息してる。
そんな平和な海底5mの世界。
それを、料理で表現している。
そして、これも。
タイトルは、
HIGH RAIN FOREST
(高地の熱帯雨林)
じゃがいもが生えてて、
雨がしとしと降っている。
これを表してます。
見た目と味の2つの方法で、
食べた人の脳内に情景を思い上がらせるんです。
なるほどな、と。
僕も、これらの情景を思い浮かべながら食べてみて、、、
ガチで鳥肌が立ちました。
まじで、脳内で食材がとれた場所の情景が思い浮かぶんですもん。
おいしいとかじゃないです。
アートを見た時のような、感動。
生まれてはじめて、
食べ物で鳥肌がたちました。
料理って必ずしもおいしくなくていいんだ、
価値観がひっくり返った
世界第2位のレストランでした。
そして、旅も後半にはいっていきます。
次の日は、かの有名な
ナスカの地上絵
をみにいってきました。
セスナという小型飛行機にのって、上空からみにいきます。
セスナの中はこんなかんじ。
左右5人ずつ、合計10人しかのれません。
いざ出発。
上空からだと、一帯が砂漠ということがわかります。
ちなみに、話それますが、
ペルーは一つの国にいろんな地理環境があることで有名です。
首都のリマは海岸。
クスコは高山。
そしてこのナスカは砂漠。
そしてこのあといくんですが、
イキトスのいう街がジャングルです。
こんなにいろんな地形があるからこそ、
CENTRALというレストランはそれを表現しようとしたのかもしれません。
ついに、地上絵とご対面。
ち、ちっちぇ。。。
これ、どこに地上絵があるかわかります??
正解は、一番手前の黒い山の側面に、
宇宙人がいます。
そして、この辺で異常事態発生。
き、気持ち悪い。。。
セスナは、窓から下の地上絵を見れるように、
旋回して、機体を大きく傾けてくれるんですね。
で、それを左右両方やるという。
だから、ナスカの地上絵をみるときは、
めちゃくちゃ酔います。
僕は、乗り物酔いの対処法を知ってたんで、
なんとか前半でもちこたえたのですが、
一緒にいっていたIT業界の億万長者はゲロゲロ吐いてました。
Web業界の億万長者の方もずっとぐったりしていて、
まともにナスカの地上絵を見たのは僕だけという状態。
これは、猿の地上絵です。
お次は、あの有名なハチドリ。
ちなみに、乗り物酔いは医学の知識があれば、
かなり軽減できます。
乗り物酔いをするときは、
自律神経である交感神経がかなり優位になっています。
だから、逆に副交感神経を優位にしてあげると、
かなりラクになります。
具体的には、
- 水を飲む
- 大きく深呼吸する
- 微笑む
などをすると、リラックスして副交感神経が優位になります。
これらは、緊張を和らげたいときも一緒。
この知識があったので実践して、
僕はそこまで酔わずに、ナスカの地上絵を最後まで楽しめました。
そして、コンドル。
ナスカの地上絵が不思議なのは、
実はみつかったの結構最近なんですよ。
1939年6月22日に、アメリカ人の歴史学者が発見しました。
実は、まだ100年も経ってません。
ナスカの地上絵が描かれたのが紀元前200年~紀元後800年といわれてるんで、
まる2000年間くらい誰も発見してないという。
でも、上から見たらめちゃくっきり見えるし、
明らかに人工物なんですよね。
しかも、陸の孤島とかでもなくて、
すぐとなりに道路あったり民家あったりするんですよ。
不思議。
それでも最近まで見つけられなかった理由としては、
でかすぎて地上からだとまじでわからないからでしょうね。
次に、クモ。
ちなみに、クモはこの地域だと、
雨乞いの象徴です。
ナスカの地上絵を作った理由は実は謎につつまれているのですが、
そのうちの一つが雨乞い説。
このクモの地上絵があることで提唱されてるみたいでです。
そんなこんなで1時間以上セスナで飛行して、
ついに空港に着陸。
ついたときも、残り2人はまじで酔いでぐったりしてました。
ちなみに、僕たち以外の乗客7人は全員ピンピンしてました。
なぜなら、全員
西洋人
だったからです。
西洋人は実はアジア人と比べて
体の作り的に酔いにくいらしいです。
ヨーロッパは昔、大航海時代とかやってたわけで。
人種として酔いに強いんですね。
そして、僕らはリマに戻ります。
ペルーで有名なBEMBOSバーガー。
日本でいうとモスバーガー的な立ち位置です。
マックよりもちょい高い。
そして、リマの市内にも実は遺跡がありました。
ワカプクヤーナ遺跡。
日干しレンガを積み上げて作ってます。
この遺跡はよくインカ帝国と勘違いされるんですが、
実はもっと昔の遺跡です。
ペルーにはインカ帝国前にも実は国ってたくさんあって、
まとめてプレ・インカといいます。
そのなかでも、ワカプクヤーナ遺跡はワリ文化という
西暦500年~900年ごろにいまのリマ近辺で栄えた文化です。
ちなみに、ナスカ文化もプレ・インカです。
アルパカとラマがいました。
アルパカとラマはめちゃ似てて、
日本人はよくラマをアルパカと間違えます。
見分け方は、
- アルパカは小さく、ラマは大きい
- アルパカの方が毛深い
- ラマの耳は長く、アルパカの耳は短い。
慣れてくれば、割と雰囲気でわかります。
そして最後の目的地。
ペルー旅行もクライマックスに入っていきます。
そして、僕も旅行の最後の目的地が
こんなにヤバいところだとは想像もしてませんでした。
その目的地とは、
アマゾン側のジャングルの街、
イキトス
です。
イキトスは、実は
車でアクセスできない世界最大の街
です。
陸の孤島。
地図上の黄色の線が道路なんですが、
イキトスは他とつながってないんですね。
そして、交通が異常です、この街。
これ、何が走ってるん?って話ですけど、
正体がこれ。
一見タイとかにあるトゥクトゥクかと思いきや、
前半分は完全にバイクです笑
タイのトゥクトゥクとは違います。
※参考画像(タイのトゥクトゥク)
バイクと後ろの乗る部分をむりやりくっつけたみたいになってます。
完全にこれを思い出しました。
でも、陸の孤島では街内でしか車使えないため、
これで十分です。
若者の乗り方もかなりワイルドです。
そして、イキトスにはまともなホテルはあまりありません。
このときはAirbnbに泊まりました。
オーナーのおっちゃんと。
オーナーは中国人だったので、
中国語が話せました。
僕も久しぶりに中国語で会話しました。
(一緒にいった2人からは、
ジャック英語だけじゃなくて
中国語もいけるんやってびっくりされてました)
イキトスにも、数十世帯の中国人がいるみたいです。
中国人、まじで世界中のどこにもいます。
そして、おっちゃんにおすすめのレストランを教えてもらいました。
ジャングルの街の夜飯はこんなかんじです。
手前のちまきらしきものが、イキトスの名物です。
パサパサしてて、味は普通です。
そして、こちらが。
アリゲーターの手!
肉はちょっと硬いですが、
肉肉しくて割りとうまいです。
臭みは思ったほどない。
ちなみに、名物ちまきはこんな釜で炊いてます。
そして次の日、
ついにアマゾン側を探検していきます。
アマゾン川クルーズの出発地点は、
マーケットのようになっていて、
いろんな屋台がありました。
その中で、こんなものも。
(閲覧注意です。虫が苦手なら目を瞑って飛ばしてください。)
)
クワガタとかそのへんの幼虫。
濃厚なホルモンみたいな味でした。
そして、頭の部分はサクサクで、
いかり豆みたいな食感。
正直、見た目を見ずに食ったら、
それなりにいけます。
屋台のおばちゃんから現地の謎の果物も買いました。
さらに、なぞの枝。
筒状で、破くとなかに白いネチャネチャが入ってる。
この記事書いてる時点で、もう味は忘れちゃいました。
ってことはたぶん、おいしくもまずくもなかったんだと思います。
いざアマゾン川クルーズへ出発!
上陸すると、こんなかんじです。
思ったよりもガチなジャングル笑
鳥や猿がたくさんいました。
ありのままの生態系が残ってます。
ちなみにこのへんで、
幼虫のせいでしっかりお腹壊しました。
この日の昼間は胃が痛くて、
英語しゃべれるの僕だけなのに、
ずっと死んでました。
ガイドの通訳を残り2人にしてる暇もなかった。
そして、アマゾンの原住民の部落にもおじゃましました。
部族の人との集合写真。
ちなみに、手前のおっちゃんが持ってるのが、
狩り用の吹き矢です。
実際に僕らもやってみました。
思ったよりは、狙い通りに矢がとんでいきます笑
こんな見た目ですが、
毒を塗ったら、まじで人殺せるレベルです。
僕はこれを思い出しました。
なつかしい。いつのやつだこれ。
そして、ジャングルには猿もたくさんいました。
ここは、アマゾンの奥地で猿の保護をしている施設です。
後ろにいる人は飼育員で、
全員ボランティアでやってます。
(背中に書いてあるVOLUNTARIOは
スペイン語でボランティア。)
飼育員みんな、猿への愛がめちゃくちゃ溢れてました。
ちなみに、この地域の猿は、
カカオの実を食べて生きてます。
カカオは、チェコレートの原料ですね。
カカオの実をむさぼる猿。
そして、このクルーズの帰り道、
面白い話をガイドに聞きました。
なんとこのイキトスという街、
世界中でコロナが流行ってからも
誰一人コロナにかかっていない
そうです。
そう、誰一人も。
日本では緊急事態宣言を繰り返し、
国民全員ワクチンを何回もうって、
PCRで何回も検査をして。
こんなに世界中が苦しんでるコロナに、
彼らはどうしてかからないのか?
その理由は、
独特の免疫
だそうです。
彼らは、アマゾン川の近くに住んでいます。
そして、場所によっては水道が通っていないので、
アマゾン川の水を飲むらしいです。
アマゾン川の水がこれ。
水汚な。
あとめちゃめちゃ指が写っててすみません。
現地の人は、この茶色い水をそのまま飲むそうです。
何百年も前から飲んできたから、
民族として耐性がついているのだとか。
このアマゾン川の水には、
当然泥だけでなく細菌やウイルスなどが含まれています。
僕のような旅行者が飲むと、
お腹を壊します。
でも、彼らはアマゾン川しか飲む水がなく、
長年汚い水を飲んできました。
だから、胃腸に細菌やウイルスに耐えられる免疫がついたのだそうです。
(出典:現地民。科学的根拠は不明。)
なるほどなーーと。
僕は健康の知識もかなり勉強してるんですが、
この考え方は実はワクチンと一緒です。
ワクチンって、
ウイルスで体調崩したくなかったら、
逆にウイルスちょっと取りこんで
耐性をつけてしまえばいいって考え方です。
イヤなものがあったときって、
二つの対処法があって、
1.逃げる
2.逆に接近して耐性をつける
コロナで言うと、
1.ウイルスがあるところに行かない
2.ワクチン打つ
ってかんじ。
で、僕ら現代人って、
1番をとることが多いんですね。
外出自粛したり、除菌したりね。
でも、2番って選択肢もありって話ですね。
これってウイルスだけの話じゃなくって、
- イヤな人との関わり方
- めんどくさいタスクの関わり方
とかにも同じことが言えるなー、と。
これからは、
イヤなことはとりあえず避けるんじゃなくて、
逆に飛び込んで耐性つけちゃうって選択肢も持てるようにしたいな、とか。
と、そんなことを考えながらアマゾン川をクルーズしてました。
ちなみに、マジレスすると、
イキトスでコロナにかからないのは、
単純に他の町と陸路で繋がってないからだと思います。
そんなこんなでペルーを離れて。
帰りもロサンゼルスを通って日本に帰るんですが、
ちょうど道中だったので、
メキシコにも寄ってきました。
(ジャックは、近所のコンビニに寄る感覚で
旅行帰りに他の国に寄ります。)
メキシコの
カンクン
って街です。
メキシコ到着。
到着初手のタコス。
大皿にあるいろんな具材を自分でタコスにはさみます。
ちなみに、本場のタコスはガチでうまいです。
メキシコビールとともに。
カンクンって街は実はリゾートとして有名で、
夜になると、クラブやバーが賑わいます。
そして、海がめちゃくちゃきれい。
彼女といきたいやつだこれ。
(男三人でいきました。)
ショッピングモールのなかに川が流れてます。
街のイメージとしてはラスベガスに近いかも。
そして、次の日はチチェンイッツァに行ってきました。
世界滅亡予言で一世を風靡した、
マヤ文明の遺跡です。
世界遺産に登録されています。
(ジャックは世界遺産検定2級も持っているので、
世界遺産に詳しいです。)
球技場。
これ、上にわっかがあるのわかります?
実は昔のマヤでは、
このわっかにボールを蹴って通すスポーツがあったそうです。
サッカーてきな。
で、負けたチームのキャプテンは、
斬首
されます。
負けた代償重すぎ。
もう一説によると、
勝ったチームのキャプテンとも言われてます。
斬首=生贄なのですが、
生贄になるのが名誉だったからとも。
まじですごい世界観。
これが、斬首台。
岩にも斬首の様子が描かれています。
首から血が噴き出てる。
そして、こちらはツォンパントリ。
ドクロが大量に並べられています。
昔生贄になった人の頭蓋骨を並べる風習があったそうです。
ちなみに余談ですが、
ツォンパントリは
ディズニーシーにもあります。
インディージョーンズのクリスタルスカルの魔宮エリアの階段ですね。
これ。
実は、ディズニーのクリスタルスカルの魔宮は
マヤ文明をモデルにしてます。
このピラミッドも
実は、ティカル遺跡というマヤ文明の遺跡をモデルにしています。
話を戻します。
チチェンイッツァのあとは、
セノーテ
という聖なる泉にいってきました。
ちなみに、ディズニーシーのインディージョーンズで、
「若返りの泉」
もこのセノーテのことをいってます。
聖なる泉だけど、みんな飛び込んだり泳いだりしてましたね。
昔は、このセノーテに生贄の死体を投げ込んでたそうです。
お土産で有名な黒曜石のナイフ。
飛行機で持って帰れるかは不明。
その日はリゾートホテルに泊まりました。
次の日はホテルを楽しもう!ってことで、
ビーチでゴロゴロしたり、
プールで遊んだり。
カンクンのホテルは
オールインクルーシブ
といって、ホテルのなかが全部無料です。
レストランも、バーも、ビーチも、プールも。
全部1泊の料金に含まれています。
自撮りもしてみました。
そして巨大なチェスもあったので、やってみました。
周りの通りすがりの観光客に、
「いや、これはこう動かしたほうがいいよ!」
ってめちゃアドバイスされました。
アメリカやヨーロッパだと、
ボードゲームは基本チェスなんで、
みんなできます。
(カンクンは、ほとんどがアメリカの観光客です。)
ちなみに、僕は大学生のときまで
こういったリゾートのよさが全くわからなかったです。
旅行といったら、とりあえず遺跡とか回るぞ、みたいな。
(世界遺産好きなので。)
脳筋。
でも、最近はリゾートでゴロゴロする良さもわかるようになってきました。
大人になったのか、年をとったのか。
そして、日本に帰るために、最後にロサンゼルスに戻ります。
ロサンゼルスの夜景。
ちなみに、ロサンゼルスのようなアメリカの西海岸の街は
アメリカでも後半に開発されてるので、
上から見るとめちゃくちゃ碁盤の目です。
(アメリカは東海外の方から徐々に入植されたので。)
ロサンゼルスで泊まったAirbnb。
ビリヤード台がありました。
そしていいレストランとかでよくみる、鹿の頭。
これみてバンビーノを思い出すのは僕だけでしょうか。
・・・ニーブラ!
朝のロサンゼルスの散歩は気持ちいいです。
これは、かの有名なデロイトですね。
僕の東大の友達もいってる人たくさんいます。
世界一短い登山列車。
終点がすぐそこに見える。
実際乗ってみたら、まじで1分でふもとに到着しました。
階段で登っても2-3分くらいかと思うんですが、
列車の意味とは。
お年寄り用かな?
朝食は、おしゃれな
eggslut
というものを食べました。
こんなかんじ。
上はハンバーガーで、
したはエッグスラットという、
バゲットを温玉につけるような食べ物。
ロサンゼルスのセレブ御用達みたいです。
そしてハリウッドにもいってきました。
有名なハリウッドスターの手形。
ただ、僕はハリウッド全然詳しくないので、
ほとんど誰かわからなかったです。
スターウォーズのR2D2の足形とかもあった気がします。
ハリウッドサイン。
ハリウッドサインは遠いので、
実際にみるとめちゃちっちゃいです。
ついでに、かっこつけてみました。
次に、高級ブランドが立ち並ぶことで有名な
ビバリーヒルズにも行ってきました。
ビバリーヒルズのカフェにて。
億の商談を動かしてそうなセレブを意識して撮影しました。
ポイントは、スマホからチラ見えする金のクレカです。
(ちなみに僕のじゃないです。借りました。)
そしてロサンゼルスには、
リトルトーキョーという、日本人街があります。
アニメショップや、ラーメン屋さんがありました。
ラーメン、国内のと遜色ないくらいうまい。
夜は、ミシュラン掲載のイタリアン。
ベスティアって店で、
パスタが激うまです。
人生で食べたパスタのなかで一番うまかったです。
冗談抜きで。
ロサンゼルスいくことがあれば、
絶対にいくことをおすすめします。
ロサンゼルスのスタバ。
ロサンゼルスにはスタバがまじでコンビニレベルで多数あります。
歩いてたら、
まじで100mに1店舗あります。
競馬にもいってきました。
サンタアニタパークというロサンゼルス郊外の競馬場。
日本の競馬は芝がメインですが、
海外は基本ダート(砂)です。
どの馬も知らないんで、当て感で賭けました。
当然負けました。
夜は、ステーキとパスタ。
アメリカの食文化について少し話すと、
基本的には「アメリカ料理」っていえるものはあんまないです。
かわりに、アメリカ人の食生活は、
肉+イタリアン
ってかんじです。
ステーキが人気なのと、
ピザやパスタなどのイタリアンが人気。
このステーキやさんは割と高級で、
店には有名人の似顔絵がずらりと並んでいました。
はい、というわけで今回の旅はこんなかんじでしたが、
今までの旅行のなかでも一番刺激的だったと思います。
そして、改めて思ったのは、
言語って通じるときのはめっちゃ快感だってこと。
行きの飛行機でスペイン語覚えたんですが、
今回の旅を通じて、いろんなレストランとかで使ってみたんですよね。
店員呼ぶときとか、お会計するときとか。
通じたとき、
「え!俺の発音でも通じた!」
ってめちゃ嬉しい。
覚えた努力が全部報われた気がする。
僕は英語が話せるようになってからもう長いので、
この感覚を今まですっかり忘れていました。
英語があまり通じないラテンの国だからこその体験。
言語を学ぶ理由って、
現地の人と話したい!!
でも十分なんじゃないかと思います。
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