現在完了形ってなに?東大生英語教師が完全解説!

こんにちは、ジャックです。

僕は最近、英検3級を生徒に教えているのですが、
その中でももっとも難しいのが、

現在完了

なんですよね。

 

なぜ難しいかって、
用法が3つも4つもある…。

 

でも、実はそれは違います。
現在完了のイメージは一つしかないんです。

 

そのイメージとは、
過去に起きて現在に影響を与えているイメージ。

現在完了はそんな複雑ではないんです。

この記事をみれば、あなたは
「え?現在完了ってカンタンじゃん!」
と感じると思います。

 

4つの用法に区別なんてない

日本で売られている普通の教科書では、
現在完了の用法は4つ書かれていることが多いです。

それが、この4つ。

現在完了の4つの用法

・完了
・継続
・経験
・結果

 

たしかにもっともらしい分類ですが、
はっきりいうと
ネイティブはこんな用法なんか1mmも気にしていません。

 

理由はカンタンで、
この用法は日本人用にわざとつくられたにすぎないからです。

 

でも、英語学習者をみてると、
用法の分類が逆効果になっている人が多い。

「ここは完了だから現在完了だよね…?」とか、
「この文は結果?それともただの過去形?」とか、
こんがらがってしまいます。

 

英語は言語なので、最終的には感覚で話す必要があります。

僕らがしゃべる日本語は、用法なんか頭ではなにも気にしてません。

全て感覚でしゃべってるはずです。

 

 

英語を上達したいなら、同じように
感覚でしゃべる必要があります。

だからこそ用法を分類して頭で考えるのは逆効果なんです。

 

そうじゃなくて、現在完了のコアイメージを理解すれば、
英語を感覚で話すことに一歩近づくんです。

 

現在完了の本当のイメージ

では、現在完了のイメージを見ていきましょう。

 

冒頭でもいったように、
現在完了のイメージは一つしかありません。

 

それが、
「昔に起きて現在に影響を与える」
です。

 

現在完了のイメージをより理解するため、
よくあるテキストにかいてある4つ
・完了
・継続
・経験
・結果
がすべてこのイメージであることを
例文で確認していきましょう。

 

完了

まず、完了。

“I have finished my homework.”

という例文ですが、
これはよく完了として言われます。

「いまさっき宿題終わったー!」
というかんじ。

たしかに完了だ、とおもいますが、

実はこれも
「昔に起きて現在に影響を与えているイメージ」です。

 

宿題を昔に始めて、今やっと終わった。

今は、宿題を終えている状態。

これは昔から続いていて、
あきらかに現在に影響をあたえていますね。

だから、イメージにあてはまるんです。

 

継続

つぎに、継続。

“I have studied English.”

という文は、
「昔から英語を勉強してきた」という文です。

 

この文ですが、明らかに
昔にはじまって今にも影響をあたえてます。

英語を勉強してきていまはちょっと
英語ができる状態なわけだし、
今も勉強中なんですから。

昔にはじめてそれがずっといままで長引いています。

もちろん。イメージにあてはまりますね。

 

経験

つぎに、経験。

“I have been to England.”

「イングランドにいったことあります。」

「経験」の場合、
昔に起きたことはあきらかですが、
「今に影響」がちょっと問題です。

これがちょっとわかりづらいですけど、
「経験」っていうのはどういうイメージかというと、
昔のものが自分のなかに残っているイメージですね。

「経験」をして自分がレベルアップした、
というイメージでしょうか。

それは確実に自分になかにのこっています。

経験する前と比べて自分は変わっているんです。

だから、経験はちょっと「結果」に似てますね。

イングランドに行ったと言う行為が、(原因)
自分を変えてくれた。(結果)

イングランドに行ったことによって、

日本の生活が当たり前じゃないことが分かったし、
英語が上達したし、
イングランドの歴史が分かったし、

「レベルアップした自分」に生まれ変われた。

これは、明らかに原因と結果の関係ですね。

さらに、いまはイングランドから帰ってきてるので
「完了」でもあります。

こんな感じで、
「経験」は「結果」「完了」のイメージもあるんですよ。

こんなかんじで、
英語の意味や用法は
完全に分離できるものではないですので。

この事実を理解できているかが、
英語をマスターできるかの差に現れてくると
僕は思います。

 

結果

話がちょっとそれてしまいましたが、
最後に、「結果」。

よくみる「結果」の例文としては

“Spring has come.”

があげられます。

春が来て、(原因)
今も春である。(結果)

ということです。

でも、僕は正直この「結果」という用法は
ピンときてません。

「これべつに独立させる必要なくない?」、と。

日本人の英語教育者が、
初心者にもわかりやすいように加えただけでしょう。

だから、あなたはそんな分類は気にしなくてもOKです。

僕は、あえて分類するなら
“Spring has come.”
は「継続」に分類してもいいと思いますが、
さっきみたいに用法というのは完全にわけれるものではないですからね。

まぁどちらにせよ、
“Spring has come.”
には「昔に起きて今に影響を与えてる」
というイメージがあることがわかると思います。

 

感覚で現在完了のイメージをつかむ

…と、こんな感じで、
現在完了の本当のイメージが
「昔に起きて今に影響を与える」
だということが分かっていただけたかと。

ネイティブは、
現在完了を4つの用法に分けたりせずに、
漠然としたイメージを持っているのです。

だから、
「ここは現在完了かな?」とか、
「ここは進行形でいいや」とかが
とっさに判断できるんですね。

 

でも、逆に頭で判断してしまうと、
とっさに理解したり国から出すことができなくなってしまいます。

 

 

なので、もし自然な英語をみにつけたいなら、
現在完了の「昔に始まって今にも影響がある」
というイメージを頭にしみつかせるようにしてください。

現在完了をつかった文をこれから注意してみていけば、
いつのまにかイメージが身についていると思うので。

 

現在完了と過去形の使い分け

よく
「現在完了か過去形か、どっちを使えばいいの?」
という悩みをよく聞くので、使い分けの基準をお伝えしておきます。

 

結論から言うと、
どちらも過去に起きたことではあるんですが

現在に影響していることを表したいかどうか

につきます。

 

現在に影響を与えていることをいいたいなら現在完了、
影響をあたえていないなら過去形です。

現在完了のイメージ 過去形のイメージ

 

つまり、同じ文で両方使えることがあるのですが、
どちらでもいいのではなく、伝えたいイメージが違うんです。

 

たとえば、朝食を食べたことを言う時も、

“I had breakfast.”と過去形を使うと、
ただ「朝食を食べた」という事実を表すだけです。

 

でも、

“I’ve just had breakfast”と現在完了を使うと、
「朝食を食べた(から今はお腹空いてない)」
というニュアンスになります。

 

朝食を食べたというイベントが
「今お腹がすいていない」ことを生み出している。

つまり、現在に影響を与えているのです。

 

なぜ「現在完了」という名前なのか?

最後に、現在完了がわかりにくい理由でもある
「現在完了」という文法名の由来について少し話します。

現在完了という名前は、英語を由来にしてます。

 

現在完了は英語では
“present perfect”
といいます。

present = 最近、今
perfect = 全てそろう

なので、今になって全てが完結した、みたいな意味です。

 

これがどういうことかろいうと、

過去に発生したイベントだけど
影響は過去で完結してなくて、

現在になってやっと完結する

という意味です。

 

もう少しくだいて表すと、

おきたのは過去だけど、
言いたいことはむしろその影響が及んでいる現在だよ

というイメージです。

 

これが、現在完了という名前の由来です。

 

現在完了を使いこなそう!

今回の話をまとめると、

  • 現在完了はたった一つのイメージ
  • そのイメージは「過去に起きて現在に影響を与えてる」
  • 過去形との違いは、現在に影響があるかどうか

 

もう現在完了のイメージがばっちり身についたと思うので、
今度から注意深く英文をみてください。

 

知識があっても、実践で使えないと意味ないです。

 

これからの英語学習で現在完了の例文をたくさんみて、
「これは過去形。これは現在完了!」
とパパッと言えるところまで練習していきましょう。

 

さらに、ネイティブが現在完了を使う時は、実は「ウラの意図」が含まれていることも多いです。

その「ウラの意図」に関してはこちらの動画で解説したので、ぜひあわせてご覧ください。

 

 

現在完了の用法もそうでしたが、
世の中の勉強法や解説がけっこう間違っていることもあります。

「これじゃ英語はうまくならないだろ」
「これ、逆効果じゃない?」

といった勉強法まであふれかえっています。

 

英語を上達させて使いこなしたいなら、
しっかり「勉強法」自体に目をむけていきましょう。

 

「正しい勉強法」を知る方法については
こちらの記事も読んでみてください。

ジャックの理念。東大に通いながら英語教師を4年続けたら、「語学の真実」に気づいた。

2019年12月9日

 

僕が英語素人から英語を習得するまでが
ストーリー調でわかりやすく書いてありますので。

 

それでは!

 


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